フランス(及び仏語圏)-02

2007年10月 5日 (金)

「フランス(及び仏語圏)-03」カテゴリ追加、および雑談

 少しずつ機能が追加されているココログではありますが、未だに“○件でページ替え”みたいな事をしてくれないので、記事がたまるとカテゴリー別のページが肥大化していくのが困りものです。そこで、新たに「フランス(及び仏語圏)-03」のカテゴリーを創設します。ですので、この続きはそちらの方をご覧下さい。


(2008年12月8日…この後、かなり荒れた文章が続いていたのですが、カテゴリのトップに載せるには雰囲気がよろしくないので、別なところに移しました。)

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2007年10月 4日 (木)

「ペルセポリス:PERSEPOLIS」映画その後

persepolis_jp.jpg

●映画『ペルセポリス:PERSEPOLIS』公式サイト
●米アカデミー授賞式にフランス映画『ペルセポリス』 ユニフランスより)
●英語版公式サイト

 2006年12月27日付け記事でご紹介した、「ペルセポリス」アニメ映画のその後。フランスのカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した話は日本でも話題になっていたのでご存知の方も多いかと思います。そして、フランスでは100万人を超える観客動員数を記録するヒット作となり、日本では2008年正月公開予定だそうです。更にアメリカでは、来年2月に行われる米アカデミー授賞式で、フランスを代表してこの映画が上映されることが決定し、アカデミー賞の最優秀外国映画賞と最優秀アニメーション映画賞へのノミネートも有望視されているとのこと。何だかすごく評判が良いですね。

 アメリカといえば、この映画の原作も英語に翻訳されて好評のようです。以前、雑誌「ニューズウィーク日本版」で取り上げられているのを図書館で見かけました。うちの近所の図書館は昔の雑誌は保存してくれないので現物をチェックすることが困難なのですが、ネットを検索してみた所、おそらく2005/08/31発売号 (9/7号)の中の「文学の未来はコミックにあり 「グラフィック小説」は低迷する出版界の救世主になれるか ?」という記事だったと思います。また、英語版の元記事はAug. 22, 2005 issueのこの記事ではないかと思われます。(でも違ってたらゴメンなさいね。)

 原作は以前図書館で借りて読んだことがあるのですが、近年のイラン情勢の元で苦難を強いられる人々の話や、女性として生きていく上での種々の悩みなど、新たに知ることもあれば環境の違いを超えて共感することもありました。映画の予告編を初めて見たとき、正直なところ、イスラム社会の息苦しさとアメリカ文化へのあこがればかりが強調されて違和感を感じたものでしたが、「allocine.com」の特設ページ内の「Bandes Annonces」の他のサンプル動画を見ていると、それは本編のごく一部なんでしょうね。いずれにせよ、来年の日本公開が楽しみです。


 最後にちょっと蛇足なのですが、上記「ニューズウィーク日本版」記事の「グラフィック小説」という言葉について。要はアメリカの漫画のいちジャンルである「グラフィック・ノベル」のことなんですが、こういう漫画用語ってなかなか定着しづらいですね。First Second Booksというアメリカの出版社の日本語ページ(→こちら)でも律儀に「グラフィック小説」と訳していますし。私自身、初めて「グラフィック・ノベル」という言葉を目にしたとき「漫画なのになぜ『小説』と言う?」と、しばらく違和感がぬぐえず、やがて「そういうものか」と慣れていった次第ではありますが(麻痺したとも言えるかも)、こういう用語ひとつで、日本とアメリカの漫画観の違いを垣間見た思いです。

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2007年9月 1日 (土)

「Valérian」TVアニメその後

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 2006年12月27日付け記事でご紹介した、日仏合作アニメ「Time Jam - Valérian & Laureline」のその後。公式ブログに、新しく声の入った予告編が紹介されていました。前回同様youtubeにupされていて、フランス語版英語版がありました。フランスでの放映については10月末ごろに分かるという話だそうですが、日本ではどうなんでしょう…?

becassine.jpg
 監督のPhilippe Vidalは、かつて「Bécassine : Le Tresor Viking(ベカシーヌ:バイキングの宝物、2001年フランス公開)」を手がけていました。DVDの感想をこちらに書きました。2年前に書いた記事なので一部情報が古いですが、DVDは再リリースされているみたいですね。この2つのアニメ、ぱっと見たところは全然印象が違うのですが、同じ監督ということで、何らかの共通点があるかもしれません。

(2010年6月28日一部追記)

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2007年8月12日 (日)

フランスのTVアニメ配信サイト

▼AlloCiné TV présente : Zooloo Kids
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 フランスの映画紹介サイト「ALLOCINE.COM」の中に子供向けのアニメを配信している特設サイトを見つけたのでご紹介します。取り上げられているのはxilam社製作の「TOUPOU」「DRAGON FLYZ」「ZINZINS et L'ESPACE」「LUCKY LUKE」「OGGY et les CAFARDS」の5つのシリーズ。 最後のは「オギー&コックローチ」というタイトルで日本のカートゥーンネットワークでも放映されているから、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

lucky_luke_film.jpg

 また、この中の「LUCKY LUKE(リュッキー・リュック)」という西部劇のアニメは、今年の12月に長編映画が公開されるとのことで、今から宣伝に力が入っています。公式サイトは→こちら。そしてALLOCINE.COM内の特設ページは→こちら。(公式サイトの予告編は受信に時間がかかって見づらいですね…)
 このアニメは、昔から人気のあるバンド・デシネが原作(原作の公式サイトは→こちら)で、私はまだ原作は読んだことはないのですが、アニメの予告編を見ていると、かなりドタバタギャグが展開されている模様(監督は『オギー&コックローチ』と同じ方)で、言葉や原作を知らなくても楽しめそうです。

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2007年8月 2日 (木)

ERNIE PIKE

ernie_pike_cover.jpg
ERNIE PIKE(アーニー・パイク、Glénat社、1999年刊)
シナリオ:Héctor Germán Oesterheld(エクトル・ヘルマン・オエステレルド、1919-1977)
作画:Hugo Pratt(ユーゴ・プラット、1927-1995)
初出:「Hora Cero Mensual(月刊オラ・セロ)」1957年5月第1号、他

 米軍の従軍記者Ernie Pike(アーニー・パイク)による戦場レポートという体裁を取った、戦記ものの短編作品集。前回のエントリで取り上げた「El Eternauta(エル・エテルナウタ)」のHéctor Germán Oesterheldと、2006年12月4日付けエントリで取り上げた「Corto Maltese(コルト・マルテーズ)」のHugo Prattによる、1950年代のアルゼンチンの漫画がフランス語圏で刊行されたもので、5頁~25頁の様々な作品が23篇収められています。私が持っているのは、以前Glénat社刊行された全1巻の白黒バージョンですが、現在はCasterman社から彩色されたリニューアル版が4冊に分けて刊行されています(→こちら。リニューアル版には新たに収録された話もあるようですね。)。

 Ernie Pikeは架空の人物で、沖縄で戦死した従軍記者アーニー・パイルがモデル。舞台は第二次大戦のヨーロッパやアジアやアフリカ、更には朝鮮戦争へと広範囲に渡り、様々な人間ドラマが展開されています。戦争という極限状況のもとで描かれる、最前線の出来事の数々。或る者は敵を助けるために命を落とし、また或る者は何とか生き抜こうとする。状況に翻弄される者もいれば、何よりも自己の信念を貫こうとする者もいる。そこに描かれるのは、イデオロギーや勇ましさとは無縁の世界です。これらの作品はおそらくフィクションであり、もしかしたら史実を題材としているものもあるかも知れませんが、その辺りは私にはわかりませんでした。

 どの作品も短いページ数(主に5~9頁)の中で、込み入った世界をコンパクトに上手くまとめてあります。様々な国の兵士や民間人を描くにあたって少々ステロタイプな描き方をしている所が気になりましたが、なんと言っても50年も前の作品ですし、その辺は割り引いて見た方が良いかも知れません。しかし、核となるのは普遍的な人間ドラマであり、それはどの時代であっても共感を呼ぶものではないかと思いました。

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2007年5月12日 (土)

手裏剣スクールのオリジナルFLASHアニメ

shuriken_tv.jpg
 2月28日付けのエントリでご紹介した、トゥーン・ディズニーのJETIX(ケーブルTVやCS放送)で放映中の「手裏剣スクール」について。あれから私、結構このアニメが気に入ってて毎週楽しみにしているのですが、日本ではネットの評判があまり思わしくないようで、残念でたまりません。英語圏では一時期「Naruto rip off(NARUTOのパクリ)」とか言われてたしー……「忍たま乱太郎」や「さすがの猿飛」なら分からないでもないですが(でも前者はおそらく海外では放映されてないだろうし、後者はちょっと古すぎますか)、そんなに似てるでしょうか「NARUTO」に。とりあえず、海外のナルト人気をあらためて実感したのは確か。いや、でもでも世界は広いし「手裏剣スクール」は対象年齢6-11歳という話だから、ネットには現れてこない反応だってあるかも知れません。

 さて、この「手裏剣スクール」、オリジナルはスペインのEmilio GALLEGO(エミリオ・ガジェゴ)とJesús GALLEGO(ヘスス・ガジェゴ)の兄弟が製作したflashアニメで、公式サイト「Gallego Bros Animacion」には「1994年創作、2000年12話をインターネットに、2002年コンセプトのTV化、2006年放映開始」と書いてありました。するとオリジナルのflashアニメが存在するのでは。しかしTV版が放映された現在、他のflash作品はupされていても「Shuriken School」だけはupされておらず……

 でも、そういう有名作品なら他のサイトにコピーがupされているもので、スペイン語のサイト「Zona Juego(ゲームゾーン)」に5つの話がupされていました。TVアニメ版と比べてみると、変わらない部分と変更点が興味深いです。それにしても、この作者は忍者のことや日本の美術についてよく勉強しているみたいですね。そして、TVアニメ化されて90ヶ国以上から放映の引き合いが来たというのは何ともスケールのでかいサクセスストーリーです。
shuriken_origin.jpg
●1.PRUEBAS DE SELECCION(選考試験)
●2.LA PRIMERA CLASE(最初の授業)
●3.LA LEYENDA DE KOJI MURASAKI(コージ・ムラサキの伝説)
●4.KATANA SCHOOL(刀スクール)
●5.CLASE AL AIRE LIBRE(野外授業)

 で、TVアニメシリーズについては公式サイトが沢山あったので、主なものを挙げてみます。個人的には、全体的な紹介が見やすいshurikenschool.fr、エピソードリストが掲載されているカナダのYTVのサイトの2つが便利でした。
●shurikenschool.fr
●shurikenschool.com
●フランスの製作会社xilamの特設サイト
●カナダのTV局YTVの特設サイト
●イギリスJETIXの特設サイト

 なお、TVアニメ化にあたっては理不尽な検閲もあったそうで、フランス人スタッフのインタビュー記事によると、その一つの事例として、メインキャラクターの一人がクッキーを食べているシーンが、間食は肥満防止の妨げになるという理由からサラダを食べる場面に差し替えられたのだそうです。そういえば、変な葉っぱを手づかみでムシャムシャ食べているシーンがあって「日本の食習慣が間違って伝わったのでは…?」と思ったことがありましたが、そのシーンのことでしょうか。やはりフランスは細かいことに厳しいですね。他にもこういった事例があるそうですが、もともとの設定にシュールなところがあるので、どの辺が検閲の結果なのか興味のあるところです。


《2008年1月30日追記》
その他の国々の公式サイトへのリンクも載せてみます。
Nickelodeon(USA)
TOONWAM France 3(フランス)
Jetix(スペイン)
Jetix(南米スペイン語圏)
Jetix(ブラジル)
Jetix(ハンガリー)

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2007年3月 3日 (土)

Blake et Mortimer(TVアニメOP)

 前回のエントリに引き続き「YouTube」で気になった海外のTVアニメのオープニングを。やはり、ルクセンブルグのKronosiakさん(→サイト『:: ANAMNESIAK ::』)より。

▼ Les aventures de Blake et Mortimer (intro)
blake_mortimer.jpg
 …ベルギーのバンド・デシネの古典「Blake et Mortimer」をTVアニメ化。1997年制作・放映とのこと(参照:Planète Jeunesse)。原作は1946年にEdgar Pierre Jacobsによって誕生し、その死後は他の作家によって描き続けられています。絵柄が何となくタンタンに似ているのは、JacobsがHergéのもとで仕事をしていたから…?でも、版元のDARGAUD社のサイト内のページを見てみると(こちらこちら)、原作の絵はもっと込み入っていて、セリフの文字もこまかくてびっしり書き込まれているものですから、以前から気になってはいたものの、未だに手に取るのを敬遠してしまっています。でも、さっきamazon.co.jpを見たら英語版が1冊だけ出ていたから、この機会にチャレンジしてみようかな。

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2007年2月28日 (水)

アルセーヌ・ルパンのフランス-カナダ合作TVアニメ

 いまどきの「YouTube」では、日本ではまずお目にかからないような海外のアニメーションも結構Upされていて、見出すと止まらなくなってしまいます。特に最近は、ルクセンブルグのKronosiakさん(→サイト『:: ANAMNESIAK ::』)のUpされるフランス語圏のTVアニメのオープニングやエンディングを眺めていたのですが、その中で気になったのが、アルセーヌ・ルパンのTVアニメのオープニング。

▼Les exploits d'Arsène Lupin
arsene_lupin.jpg
 …本家フランスのTV局「TF1」よりお届けの、1996年に放映されたフランス-カナダ合作アニメだそうです。カナダ版の英語題は「Night Hood」。(参照:imdb.comのこちらこちら)。何だか「ルパン三世」を彷彿させる……?しかし、私の中に去来する既視感の原因はそれだけじゃあない……と、クレジットをよく見てみると「REALISATEUR(監督)」に「PASCAL MORELLI(パスカル・モレリ)」というお名前が。ああそうか。「Corto Maltese」のアニメ映画の監督さんだ。

▼Corto Maltese: La cour secrète des Arcanes(cinemovies.frより)
corto_maltese_film.jpg
 …邦題「コルトマルテーズ 皇帝(ツアー)の財宝を狙え!」(→公式サイト

 …んーと、あれかな。レトロな時代の美男美女が活躍するアニメを制作する傾向があるのかな。この映画の初公開が2002年ということは、あれから5年。最新作はどんなことになっているのかと、更に調べてみたところ……、ところ………、


▼Shuriken school(制作プロダクションXilam社のページより)
shuriken_school.jpg
 ……思わぬ方向への展開にしばし茫然。立ち直るのにちょっと時間がかかってしまいましたよ。このアニメ、現在トゥーン・ディズニーのJETIX(ケーブルTVやCS放送)で「手裏剣スクール」という邦題で放映しているものです。トレーラーをダウンロードするなら「CATSUKA FORUM」に載っていたこちら(wmvファイル4.77MB)が便利。以前CMだけ見て、あまり興味もわかなかったのですが、今週末にでもチェックしてみようかなと思います。


 ところで、冒頭のアルセーヌ・ルパンのTVアニメの話に戻りますと、このオープニング、すごく格好良く出来ているのですが、前半部のクレジットやシルエットの向こうに見える線画がいまいちで、本編の出来がちょっと不安。果たして、英語題で検索して見つけたキャプチャ画像にちょっとツライものがあったのですが、放映当時に作られたファンサイトの跡地や当時を懐かしむ掲示板やブログでの書き込みなどを見てたら、無性に興味が湧いてきました。amazon.frによると過去にビデオテープが販売されていたらしいのですが(こちらこちら)、DVD化してくれないものでしょうか。



《3月13日追記》
「手裏剣スクール」、先週~今週にかけて3話見てきたのですが、描き込みがやたら細かいけどポップな背景と、可愛いキャラクター達と、微妙に多国籍風味な世界と、ほのぼのしたストーリーがツボにきました!食わず嫌いしてはいかんですね。スタッフのクレジットにスペイン系の名前が多いなぁと思ってちょっと検索してみたところ、原作はスペインのEmilio GALLEGOとJesús GALLEGOの兄弟によるもので(→公式サイト)、制作はフランスのXILAM社(→公式サイト)とスペインのZINKIA社(→公式サイト)の共同制作なのだそうです。

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2007年2月27日 (火)

その後のイローナ

 2006年5月9日付けエントリでご紹介したILONA(イローナ)ちゃんのその後の新曲のご紹介です。

▼"Laissez-nous respirer"(M6kidより)
ilona_6.jpg
 イローナちゃん成長している!そして、一体どうしたのでしょう。目の前の世界は色あせてしまい、皆「Laissez-nous respirer(息をつかせて)」と元気がありません。でも大丈夫。彼女の想像力のパワーは、くすんだ世界を色鮮やかなものへと変えていきます。新イローナズ(?)と共に

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2007年2月26日 (月)

PIGLOO第3弾&第4弾!

 しばらくフォローしていない内に「PIGLOO」の第3弾と第4弾が出ていましたので、まとめてご紹介いたします。

▼ « Ca plane pour moi (Le Twist) » (M6kidより)
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 ロックンロールに恋のバトル。青春しています。まだヒナなのに、おませさん。そして、おちゃめさん。ライバルはリーゼント固めて気合い入っています。この曲はPlastic Bertrandという方のヒットナンバーのカヴァーだそうで、元ネタがyoutubeに上がっていました。歌詞がところどころ微妙に違ってて、原曲を知っている人ならニヤリとするかも。タイトルは「すべてうまくいってるぜ!」ってな感じなんでしょうか。

▼« Moi, j'aime skier »(M6kidより)
pigloo_4.jpg
 クリスマスシーズン。素敵なゲレンデの世界へといざないます。曲はビレッジピープルの「YMCA」の替え歌。もしくは西城秀樹の「ヤングマン」。サビの部分は「ワーィ・エム・シ・エ」の代わりに「モァ~・ジェム・ス・キェ(僕はスキーが好き)」と歌っています。

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