New Internationalist & NIジャパン 2006年3月号

New Internationalist & NIジャパン 2006年3月号
『社会と政治に対する漫画の影響力 Cartoons & comics』
ニュー・インターナショナリスト・ジャパン ウェブサイト
→紹介ページ
マンガ学会のサイトの新刊情報で知りました。紹介ページによると「英国のニュース雑誌の英語版&日本版です。今回の号は海外の漫画を豊富に掲載して分析しています。」とのことでした。
この間の連休前に新宿御苑の新宿門近くにある模索舎というミニコミ.少流通出版物取扱書店で購入したのですが、上記ニュー・インターナショナリスト・ジャパンのサイトによると、現在の在庫は日本語版冊子のみとのこと。ご紹介が遅れて済みません。。。感想はまた後ほどupします。
----------------
【2006年6月6日追記】
表紙に描かれた3人の人物は、大きなペンを剣に、画板を盾にして突進しています。ここから分かる通り、この雑誌の特集では漫画を戦略的なツールととらえています。その目的は風刺、啓蒙、政治活動等であり、漫画を用いることによる効果とノウハウ、及び問題点を分析しています。
何といっても漫画は視覚に訴えるものですから刺激も強く、何らかのメッセージを伝えたい者にとっては強力な武器となるでしょう。しかし一方でリスクもあって、ここでは、或る風刺漫画が時の権力者の不興を買って作者の生命が脅かされる事例や、ステロタイプが流布することで偏見が助長された事例が取り上げられていました。その他には、効果的にメッセージを伝えるにはどうすれば良いか、ちょっとした注意事項の数々や、メディアとしてのポスターや小冊子の作り方、ワークショップの事例が紹介されていました。
日頃から漫画に馴染んでいる身には当たり前に思えることもありましたが、それ以上に、海外における漫画への熱心な取り組み姿勢に強い印象を受けました。識字率の低い国や多言語国家は漫画のビジュアル効果を切実に必要とし、また多文化だからこそ気を付けなければいけないこと(例えば、コマを横に並べた場合に国によっては逆に読まれてしまうとか、ある種のステロタイプ表現が他の文化圏の人々を侮辱する場合もあり得る等)があるというのは、案外気付きにくい点なので、勉強になりました。
| 固定リンク | トラックバック (0)
