2008年4月12日 (土)

日仏合作TVアニメ「Valerian & Laureline」更にその後

▼TOOWAM ENCORE
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 過去に当ブログで何度か取り上げてきた(こちらこちらこちら)、日仏合作TVアニメ「Valerian & Laureline」。もうこれ以上新しい情報もあるまいと思っていたのに、久々に公式サイトを見てみたら、TOPページのニュースコーナーに「2008年2月18日 毎週シリーズ3話ずつfrance3のサイトにて無料配信」との文言が!

 さっそくfrance3のページを見てみると、今日現在で第18話~20話が配信されています。全40話だから、折り返し地点ってところでしょうか。リピート配信はしないのかな。いや、日本で放映してくれれば良いのですよね!だってフランス語聞き取れないし……。

 現地のネット上の反応を拾い読みした所、やっぱり原作BDとキャラデザが違う点で違和感を持っている方々がいらっしゃいました。とりわけヒロインのLaurelineさんのキャラデザが。(ところで、このLaurelineさん、日本語カタカナ表記はネット上で複数あれど、実際に音声をこの耳で聞いてみると『ローリーヌ』って言ってるように聞こえました。)

 だけど、原作になじみの無い人には評判良さそうにも見えました。これは私の想像なんですが、日本側がこういうデザインで製作するにあたって、葛藤や摩擦があったんじゃないんでしょうか。日本で放映することを想定するなら日本人向けのデザインにしたいし、かといって、フランス側のスタッフは原作への思い入れが強いだろうし。果たして、日本のアニメファンがこのアニメを見てどのような反応をするのか、見てみたいです。


 ところで、このfrance3の「TOOWAM ENCORE」というコーナー、他にも沢山のTVアニメが高画質でUPされていて面白いですよ。「EPISODES」タブをクリックすると、「キリクと魔女」のTVアニメ版とか、「ルビー・グルーム」のフランス語版とか。

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2008年2月18日 (月)

mafaldaマファルダ

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「mafaldaマファルダ」(1)悪いのはだれだ!
作:キノ(Quino、1932-)
訳:泉 典子
(エレファントパブリッシング、2007年刊)

 当ブログ2005年11月23日付け記事でご紹介した、アルゼンチンの4コマ漫画「mafalda(マファルダ)」。翻訳本が出ていたので読んでみました。縦20センチ×横19センチの判型の各ページに3本の漫画を掲載し、全部で約170ページと、結構なボリュームです。最終ページによると、本書はアルゼンチン版の「mafalda 1」と「mafalda 2」を1冊にまとめたものだそうです。

 本書で描かれているのは、1960年代のアルゼンチンの子供達。主人公のマファルダは、嫌いな野菜スープを食べなきゃいけないといった身近な出来事から、国内の諸問題、更には世界中で起こっている様々な出来事にまで目を向けては疑問を抱き、憂えています。マファルダの発する疑問や抗議の数々を読んでいると、子供ならではの無邪気な目線からのものもあれば、大人が日頃口に出しては言わないことや言えないことを子供に仮託して言っているのではないかと思われるものがありました。マファルダの仲間達として、「何でも屋」の息子で拝金主義者のマノリト、夢想家の少年フェリペ、保守的なぶりっ子娘のスサニタ、デリケートな心を持つ男の子ミゲリトといった子供達が登場するのですが、本書冒頭の紹介文に書かれたこれらの設定を見ていると、もしかして大人社会の縮図なのか?と思ったものでした

 なので、絵だけ見て「ピーナッツ」のような可愛い漫画という先入観を持つと、かなり手強いです。いや「ピーナッツ」も十分に手強いとは思うのですが、「マファルダ」の方は、より生々しく社会情勢を反映しているような感じ。人名や地名といった固有名詞が沢山出て来ますし。日本の話題もありました。ちょうど東京オリンピックの頃だったからかな。

 という訳で、「この4コマ漫画は何を風刺しているのだろうか?題材となっている出来事は何?」と、頭をピキピキ言わせながら読んだものでした。人名や地名には欄外に注釈が付いていることもあるのですが、これだけではとてもじゃないけど足りません。「マファルダで読み解く戦後の世界情勢」などという解説書があっても良いくらいです。おそらく、ここに描かれた内容は、当時のアルゼンチンや翻訳が刊行された国々で、理解と共感を持って迎えられたことと思います。そして、あれから約40年。この漫画に親しんだ人々にとって、世界はどう変化しどう受け止められているのか、当時の疑問や憂いは今どうなったのか、それとも変わらないのか、気になるところです。

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 話はうってかわって、こちらはフランス語版マファルダの単行本第4巻(Glénat社刊)。やはりバンド・デシネの国だけあって、約A4サイズで46ページ(各ページ漫画4本ずつ掲載)、ハードカバーでフルカラーのアルバムとなっています。買ったまま積ん読していたのですが、この機会に引っ張り出して、ちくちくと辞書を引いてみました。やっぱり時事ネタが出て来て、頭をピキピキ言わせながら読みました。

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2007年12月31日 (月)

「ペルセポリス」映画見てきました

▼映画『ペルセポリス:PERSEPOLIS』公式サイト
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 つい先日、当ブログ10月4日付け記事等で取り上げてきた、アニメ映画「ペルセポリス」を見てきました。前の記事でも書いたように、予告編の仏語版や英語版に違和感を感じていたし、いまどきの欧米の対イラン情勢を含めた周辺報道にも良い気がしなかったのですが、実際に見てみると、そういういった事とはお構いなしに、良い映画でした。どの予告編とも印象が違うものでしたし、逆に、確かに前評判が高いだけのことがあるなと思ったものでした。

 革命~その後の恐怖政治~イラクとの戦争~イスラム原理主義による様々な抑圧といったイランでの出来事と、主人公マルジが少女から大人になっていく過程での様々な出来事。国家や宗教を巡る種々の衝突と、ひとりの女性が成長していく上で出会う事柄とが絡み合って、時に衝撃を受けたり怒りを感じたり、マルジの強く生きていく姿に共感したり励まされたり、おばあちゃんの言葉に示唆を受けたりと、有意義なものを多く受け取りました。また、モノクロのアニメーションも、暖かみや重厚さ、時にユーモラスな雰囲気を程良く醸し出していて、見ていて心地よいものでした。

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2007年10月25日 (木)

「手裏剣スクール」その後

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 当ブログ2月28日付け記事5月12日付け記事でご紹介した、仏西合作TVアニメ「手裏剣スクール」のその後。日本ではトゥーン・ディズニーのJETIXで繰り返し再放送をしていて、おそらくフランスでも同様だと思うのですが、なにげにメディアミックスが進行中だったので、ご紹介します。

▼ノベライズに…
版元Hachette Livre社の紹介ページ

▼コミカライズに…
BD通販サイトBDnet.comの紹介ページ

▼長編アニメ化!!
DVD通販サイトDVD Sériesの紹介ページ

…3つめの長編アニメDVD、タイトルが「SHURIKEN SCHOOL - LE FILM」と書いてありますが、別にロードショー公開した訳ではなくて、日本で言うところのOVA。フランスではToussaint(万聖節)のバカンスの時期にFrance 3で放映するそうですよ(参考→xilam社のプレス記事)。先にDVDを出してからTV放映とは、日本の感覚で言えば順序が逆のような…。果たして日本で放映される日が来るのでしょうか?このDVD、2枚組の片方の「Making of (40 min.)」というのが気になっていて、買おうかなどうしようかなーと思案中です。

 ところでこのアニメ、日本では「フランスアニメ」と言われがちですが、正しくはフランス・スペイン合作アニメです。原案・キャラクターや背景のデザインはスペイン人、監督はフランス人、アニメ製作は恐らく共同…じゃないかな、クレジット等を見ていると。制作スタッフの中にはサンプル動画やデザイン画を公開する方もいらっしゃいましたので、ご紹介します。ケーブルTVやCS放送の視聴環境が無い方にも、このアニメの雰囲気が伝わるのではないかと思います。
▼サンプル動画(フランス人スタッフのブログ)
Winny Artblog
▼デザイン画(スペイン人スタッフのブログ)
JAVIER BOTET DIBUJO


 「手裏剣スクール」、私は線画のデザインや音楽が気に入っていて、一見、可愛らしくて楽しそうなアニメなのだけど、時々なにげにハラハラさせられて味わい深いです。一つには、シチュエーションに無理があるのに力ずくで「いい話」に落とし込む時。そしてもう一つは、日本の描写が多少変なのはご愛敬としても、時々「ん…?」と微妙な気持ちになる時。前者の例だと「なぜ湖に海賊船?」とか「二人立て続けに部屋に入ったのに、二人目だけドアに仕掛けた罠に引っかかるのはなぜ?」「50年前の卒業生のロッカーがそのままで残っている…?」とかツッコミながら見る楽しさもありますが、後者の方は「おにぎりの描写があんまりなのはマジなのかそれともワザと…?(あれ、お餅とご飯がミックスされていますよね)」とか「いじめっ子の名前が『テツオ』で大ぼらふきのニンジャマスターの名前が『オートモ名人』ってまさか…?」などと、深読みし出すともう心穏やかじゃない。このアニメの監督はかつて「Corto Maltese」のアニメ映画の監督をしていたのですが、その海外の公式サイトには過去の経歴に「フィリップ・カウフマン監督『ライジング・サン』のストーリーボードを手がけた」と書いてあるのに(→こちら)、日本の公式サイトでは削られている(→こちら)あたりがまた、ハラハラ感倍増。「ライジング・サン」って、日本を持ち上げているんだか落としているんだか、真面目なんだか笑わせようとしているんだか分からない、すごく変な(個人的には愉快な)映画でした。あの時の経歴がこの作品に生かされていたらどうしよう…。そんなことでハラハラしているのは地球上で私一人だけのような気もしますが、この気持ち、誰か分かってくれる人がいるかも知れないと思い、白状してみた次第であります。

 そんなハラハラはおいといて、お気に入りのエピソードを挙げるなら「メキシコの覆面男(An XXL Lie)」「スーパー・ニンジャ(Super Ninja)」「謎の小鳥(Funny Chick)」「失われた宝(The Lost Treasure)」の4本でした。「メキシコの覆面男」「失われた宝」は大風呂敷を広げた強引な展開と湖畔や港や船の描写、「スーパー・ニンジャ」は懐中電灯を振り回すと光がこぼれる場面の描写の繊細さ、「謎の小鳥」はピーちゃんの魔性さ加減が。

(11月9日、ちょっとだけ加筆修正)

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2007年10月 4日 (木)

「ペルセポリス:PERSEPOLIS」映画その後

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●映画『ペルセポリス:PERSEPOLIS』公式サイト
●米アカデミー授賞式にフランス映画『ペルセポリス』 ユニフランスより)
●英語版公式サイト

 2006年12月27日付け記事でご紹介した、「ペルセポリス」アニメ映画のその後。フランスのカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した話は日本でも話題になっていたのでご存知の方も多いかと思います。そして、フランスでは100万人を超える観客動員数を記録するヒット作となり、日本では2008年正月公開予定だそうです。更にアメリカでは、来年2月に行われる米アカデミー授賞式で、フランスを代表してこの映画が上映されることが決定し、アカデミー賞の最優秀外国映画賞と最優秀アニメーション映画賞へのノミネートも有望視されているとのこと。何だかすごく評判が良いですね。

 アメリカといえば、この映画の原作も英語に翻訳されて好評のようです。以前、雑誌「ニューズウィーク日本版」で取り上げられているのを図書館で見かけました。うちの近所の図書館は昔の雑誌は保存してくれないので現物をチェックすることが困難なのですが、ネットを検索してみた所、おそらく2005/08/31発売号 (9/7号)の中の「文学の未来はコミックにあり 「グラフィック小説」は低迷する出版界の救世主になれるか ?」という記事だったと思います。また、英語版の元記事はAug. 22, 2005 issueのこの記事ではないかと思われます。(でも違ってたらゴメンなさいね。)

 原作は以前図書館で借りて読んだことがあるのですが、近年のイラン情勢の元で苦難を強いられる人々の話や、女性として生きていく上での種々の悩みなど、新たに知ることもあれば環境の違いを超えて共感することもありました。映画の予告編を初めて見たとき、正直なところ、イスラム社会の息苦しさとアメリカ文化へのあこがればかりが強調されて違和感を感じたものでしたが、「allocine.com」の特設ページ内の「Bandes Annonces」の他のサンプル動画を見ていると、それは本編のごく一部なんでしょうね。いずれにせよ、来年の日本公開が楽しみです。


 最後にちょっと蛇足なのですが、上記「ニューズウィーク日本版」記事の「グラフィック小説」という言葉について。要はアメリカの漫画のいちジャンルである「グラフィック・ノベル」のことなんですが、こういう漫画用語ってなかなか定着しづらいですね。First Second Booksというアメリカの出版社の日本語ページ(→こちら)でも律儀に「グラフィック小説」と訳していますし。私自身、初めて「グラフィック・ノベル」という言葉を目にしたとき「漫画なのになぜ『小説』と言う?」と、しばらく違和感がぬぐえず、やがて「そういうものか」と慣れていった次第ではありますが(麻痺したとも言えるかも)、こういう用語ひとつで、日本とアメリカの漫画観の違いを垣間見た思いです。

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2007年8月 3日 (金)

雑誌「pen」世界のコミック大研究

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 現在発売中の雑誌「pen」(2007年8/15、No.204)で、海外の漫画が特集されています。まだ買ったばかりで細かいところはまだ読んでいないのですが、取り急ぎご報告します。世界を席巻する日本の「Manga」と海外のコミックとの関係を明らかにすべく、各々の歴史や主要作品を、豊富な図版を交えて紹介しています。解説記事も、遠い昔から現代に至るまでの色々な国の様々な話題を取り上げていて、非常に充実しています。値段も500円とお安いですし、海外コミック好きの方々は是非チェックしてみて下さい。
(詳しい紹介と感想は、後日追記します。いましばらくお時間を下さい。。。)

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2007年5月20日 (日)

NHK教育テレビ「イタリア語会話」のテキストにて

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 昨年からNHK教育テレビ「イタリア語会話」のテキストに連載されている、イタリアはボローニャ在住の漫画家・市口桂子さん(→公式サイト)のエッセイ漫画が面白くてこれまで立ち読みしていたのですが(すみません)、4~5月号を買ってみたのでご紹介いたします。

 市口さんは1980年代末に少女漫画雑誌でデビュー、いくつかの連載や単行本を刊行し、イタリアに渡って現在は漫画家業および文筆業をされているとのこと。「イタリア語会話」のテキストのエッセイ漫画は昨年の4月号から連載されていて、ここ最近の号では、現地の出版社へ原稿を持ち込み、打ち合わせをする様子が描かれていました。

 そして、今年の4月号ではそのイタリア人に向けて描いた漫画の本が刊行されて、見本市に出展したときのカルチャーショックが描かれています。1990年代半ば、イタリアでは日本の漫画=エロ漫画と認識されていて、少女漫画(Shojo-manga)と言っても通じず、イタリアで翻訳されたエロ漫画の本を見せられてメゲるまでが4月号のお話。でも5月号になると、イタリアでも日本のTVアニメ(ルパン3世、キャプテンハーロック、ガンダム、トトロ…)が浸透して、イタリア人の日本の漫画に対するイメージも変化していく様子が描かれています。現在、イタリアやフランスの漫画サイトで市口さんの話題をよく見かけますし、日本のMANGA関連のイベントの話題もよく見かけます。今後の連載で、その辺りがどのように描かれていくのか楽しみです。

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2007年5月12日 (土)

手裏剣スクールのオリジナルFLASHアニメ

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 2月28日付けのエントリでご紹介した、トゥーン・ディズニーのJETIX(ケーブルTVやCS放送)で放映中の「手裏剣スクール」について。あれから私、結構このアニメが気に入ってて毎週楽しみにしているのですが、日本ではネットの評判があまり思わしくないようで、残念でたまりません。英語圏では一時期「Naruto rip off(NARUTOのパクリ)」とか言われてたしー……「忍たま乱太郎」や「さすがの猿飛」なら分からないでもないですが(でも前者はおそらく海外では放映されてないだろうし、後者はちょっと古すぎますか)、そんなに似てるでしょうか「NARUTO」に。とりあえず、海外のナルト人気をあらためて実感したのは確か。いや、でもでも世界は広いし「手裏剣スクール」は対象年齢6-11歳という話だから、ネットには現れてこない反応だってあるかも知れません。

 さて、この「手裏剣スクール」、オリジナルはスペインのEmilio GALLEGO(エミリオ・ガジェゴ)とJesús GALLEGO(ヘスス・ガジェゴ)の兄弟が製作したflashアニメで、公式サイト「Gallego Bros Animacion」には「1994年創作、2000年12話をインターネットに、2002年コンセプトのTV化、2006年放映開始」と書いてありました。するとオリジナルのflashアニメが存在するのでは。しかしTV版が放映された現在、他のflash作品はupされていても「Shuriken School」だけはupされておらず……

 でも、そういう有名作品なら他のサイトにコピーがupされているもので、スペイン語のサイト「Zona Juego(ゲームゾーン)」に5つの話がupされていました。TVアニメ版と比べてみると、変わらない部分と変更点が興味深いです。それにしても、この作者は忍者のことや日本の美術についてよく勉強しているみたいですね。そして、TVアニメ化されて90ヶ国以上から放映の引き合いが来たというのは何ともスケールのでかいサクセスストーリーです。
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●1.PRUEBAS DE SELECCION(選考試験)
●2.LA PRIMERA CLASE(最初の授業)
●3.LA LEYENDA DE KOJI MURASAKI(コージ・ムラサキの伝説)
●4.KATANA SCHOOL(刀スクール)
●5.CLASE AL AIRE LIBRE(野外授業)

 で、TVアニメシリーズについては公式サイトが沢山あったので、主なものを挙げてみます。個人的には、全体的な紹介が見やすいshurikenschool.fr、エピソードリストが掲載されているカナダのYTVのサイトの2つが便利でした。
●shurikenschool.fr
●shurikenschool.com
●フランスの製作会社xilamの特設サイト
●カナダのTV局YTVの特設サイト
●イギリスJETIXの特設サイト

 なお、TVアニメ化にあたっては理不尽な検閲もあったそうで、フランス人スタッフのインタビュー記事によると、その一つの事例として、メインキャラクターの一人がクッキーを食べているシーンが、間食は肥満防止の妨げになるという理由からサラダを食べる場面に差し替えられたのだそうです。そういえば、変な葉っぱを手づかみでムシャムシャ食べているシーンがあって「日本の食習慣が間違って伝わったのでは…?」と思ったことがありましたが、そのシーンのことでしょうか。やはりフランスは細かいことに厳しいですね。他にもこういった事例があるそうですが、もともとの設定にシュールなところがあるので、どの辺が検閲の結果なのか興味のあるところです。


《2008年1月30日追記》
その他の国々の公式サイトへのリンクも載せてみます。
Nickelodeon(USA)
TOONWAM France 3(フランス)
Jetix(スペイン)
Jetix(南米スペイン語圏)
Jetix(ブラジル)
Jetix(ハンガリー)

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2007年2月28日 (水)

アルセーヌ・ルパンのフランス-カナダ合作TVアニメ

 いまどきの「YouTube」では、日本ではまずお目にかからないような海外のアニメーションも結構Upされていて、見出すと止まらなくなってしまいます。特に最近は、ルクセンブルグのKronosiakさん(→サイト『:: ANAMNESIAK ::』)のUpされるフランス語圏のTVアニメのオープニングやエンディングを眺めていたのですが、その中で気になったのが、アルセーヌ・ルパンのTVアニメのオープニング。

▼Les exploits d'Arsène Lupin
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 …本家フランスのTV局「TF1」よりお届けの、1996年に放映されたフランス-カナダ合作アニメだそうです。カナダ版の英語題は「Night Hood」。(参照:imdb.comのこちらこちら)。何だか「ルパン三世」を彷彿させる……?しかし、私の中に去来する既視感の原因はそれだけじゃあない……と、クレジットをよく見てみると「REALISATEUR(監督)」に「PASCAL MORELLI(パスカル・モレリ)」というお名前が。ああそうか。「Corto Maltese」のアニメ映画の監督さんだ。

▼Corto Maltese: La cour secrète des Arcanes(cinemovies.frより)
corto_maltese_film.jpg
 …邦題「コルトマルテーズ 皇帝(ツアー)の財宝を狙え!」(→公式サイト

 …んーと、あれかな。レトロな時代の美男美女が活躍するアニメを制作する傾向があるのかな。この映画の初公開が2002年ということは、あれから5年。最新作はどんなことになっているのかと、更に調べてみたところ……、ところ………、


▼Shuriken school(制作プロダクションXilam社のページより)
shuriken_school.jpg
 ……思わぬ方向への展開にしばし茫然。立ち直るのにちょっと時間がかかってしまいましたよ。このアニメ、現在トゥーン・ディズニーのJETIX(ケーブルTVやCS放送)で「手裏剣スクール」という邦題で放映しているものです。トレーラーをダウンロードするなら「CATSUKA FORUM」に載っていたこちら(wmvファイル4.77MB)が便利。以前CMだけ見て、あまり興味もわかなかったのですが、今週末にでもチェックしてみようかなと思います。


 ところで、冒頭のアルセーヌ・ルパンのTVアニメの話に戻りますと、このオープニング、すごく格好良く出来ているのですが、前半部のクレジットやシルエットの向こうに見える線画がいまいちで、本編の出来がちょっと不安。果たして、英語題で検索して見つけたキャプチャ画像にちょっとツライものがあったのですが、放映当時に作られたファンサイトの跡地や当時を懐かしむ掲示板やブログでの書き込みなどを見てたら、無性に興味が湧いてきました。amazon.frによると過去にビデオテープが販売されていたらしいのですが(こちらこちら)、DVD化してくれないものでしょうか。



《3月13日追記》
「手裏剣スクール」、先週~今週にかけて3話見てきたのですが、描き込みがやたら細かいけどポップな背景と、可愛いキャラクター達と、微妙に多国籍風味な世界と、ほのぼのしたストーリーがツボにきました!食わず嫌いしてはいかんですね。スタッフのクレジットにスペイン系の名前が多いなぁと思ってちょっと検索してみたところ、原作はスペインのEmilio GALLEGOとJesús GALLEGOの兄弟によるもので(→公式サイト)、制作はフランスのXILAM社(→公式サイト)とスペインのZINKIA社(→公式サイト)の共同制作なのだそうです。

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2007年1月 4日 (木)

「週刊少年ジャンプ」とアメリカン・コミック

 「思い出の週刊少年ジャンプ」(創刊号からの表紙サムネイル画像や目次をはじめ、ジャンプに関する情報が盛りだくさんのファンサイト)というサイトを覗いていたら、ジャンプを愛読していた頃が懐かしくなったので、当時の編集長・西村繁雄氏の著書「さらば わが青春の『少年ジャンプ』」と「まんが編集術」を読んでみました。前者は著者が入社~退職までの回想記、後者は当時の愛読者4人からのインタビューをまとめたものです。それぞれ、作り手からの視点と読者からの視点で描かれていて、双方の熱い思いがびっしりとした情報量を伴って現れてきます。私は主に1980年代の愛読者だったのですが、その頃の話は懐かしく感じられ、他の時代の見たことのない作品についての解説もまた、面白く感じられました。

 しかし、これらのサイトや書籍でも話題にならない作品群がある。創刊号からしばらくの間掲載された、一連のアメリカン・コミックです。上述の「思い出の週刊少年ジャンプ」や「まんが編集術」にはジャンプ掲載作品のリストが載っているので、それらをもとに書き出してみました。

-「フラッシュゴードン」(作:ダン・バリー、1968年創刊号)
-「魔術探偵マンドレーク」(作:フレッド・フレドリック、1968年2号)
-「秘密諜報員コリガン」(作:アル・ウィリアム、1968年3号)
-「宇宙ロボット戦争」(作:ダン・バリー、1968年4号)
-「空飛ぶ円盤を追跡せよ」(作:フレッド・フレドリック、1968年5号)
-「洗脳機をぶっこわせ」(作:アル・ウィリアム、1968年7号)
-「第8秘密結社」(作:フレッド・フレドリック、1968年9号)

 では、これらの作品群の原著はどのようなものなのか。それらしい作者・作品の画像の載っているページを調べてみました。しかし、私自身はジャンプに掲載された作品群を実際に見たことがないものですから、以下の文章はすべて憶測に混じりになってしまいます。何とぞ、ご了解・ご注意下さいますよう、よろしくお願い致します。また、アメリカン・コミックの画像を見るなら「Comic Art Fans」というサイトが便利ですが、高解像度スキャンゆえ鮮明だけど重いので、その点ご注意下さい。

●「フラッシュゴードン」(作:ダン・バリー)
「Flash Gordon」(作:Dan Barry)
▼「Flash Gordon」について
英語版wikipedia
▼Dan Barryについて
英語版wikipedia
lambiekによる紹介
《画像》Dan Barry :: Flash Gordon 4/1/63 daily strip (original panel)

●「魔術探偵マンドレーク」(作:フレッド・フレドリック)
「Mandrake the Magician」(作:Fred Fredericks)
▼「Mandrake the Magician」について
英語版wikipedia
▼Fred Fredericksについて
英語版wikipedia
lambiekによる紹介
《画像》COMIC STRIP-DAILIES/TOPPERS :: Fred Fredericks Mandrake 1968

●「秘密諜報員コリガン」(作:アル・ウィリアム)
「Secret Agent Corrigan」(作:Al Williamson)
▼「Secret Agent Corrigan」(『Secret Agent X-9』が後に改題されたもの)について
英語版wikipedia
▼Al Williamsonについて
英語版wikipedia
lambiekによる紹介
《画像》Williamson, Al :: Williamson, Al - Secret Agent Corrigan 4-20-67

 「宇宙ロボット戦争」「空飛ぶ円盤を追跡せよ」「洗脳機をぶっこわせ」「第8秘密結社」については、「週刊少年JUMP最強データを夢見て覚めない落石総研」というサイトの「週刊少年ジャンプデータ集」内の「目次目録」のページによると、それぞれ上の3作品の同作者による同じシリーズのようです。

 さて、これらのアメリカン・コミック、「さらば~」の前書き「プロローグにかえて」で創刊号の作品を列挙した上で次のように述べられていました。「横文字の漫画は、少ない編集予算と人員をカバーするため、知人のいる通信社から安い値段で掲載権を買ったもの」とのことで、特に海外コミックを取り入れたいというのでもなかったようです。むしろ、この「横文字の漫画」という表現を深読みすると、アメリカの漫画への関心の低さと言うよりも、むしろ反発しているような印象を受けたりして……そういえば、昔のジャンプの連載作品にはアメリカへの反発を感じさせるものが多いような気がします。「包丁人味平」に出てくるアメリカ仕込みの実業家・マイク赤木とか、「サーキットの狼」で日本の幻の名車TOYOTA 2000GTに乗る隼人ピーターソンとか、いちはやく沖縄基地問題を取り上げた「ドーベルマン刑事」の沖縄コネクション編とか、日米対決するバトルもの等々……。

 ところで、アメリカの漫画といえばセリフは横書きだしページやコマの順番が日本のと異なりますが、どのようなスタイルで掲載していたのでしょう。上に挙げたサイトや書籍からはその辺りは何も書いてなくて、当時の読者からの特記事項が無いということは、やはり日本風にレイアウトし直したのでしょうか。また、たとえ本意では無かったであろうとしても、掲載にあたっては編集者なりの選択眼が働いたことだろうし、当時の読者からは(良くも悪くも)感想が挙がって来ないということは、特に違和感もなく受け止められていたとも考えられるので、これらのアメコミ作品には、もしかしたらジャンプの作品群との共通性・親和性があるのかも知れませんよ。

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2006年12月27日 (水)

バンド・デシネのアニメ化の話題2つ

▼Persepolis
PERSEPOLIS :: SITE COMING SOON
(参照元:THE BEAT
persepolis.jpg
 日本でも翻訳が出ている「ペルセポリス」がアニメ映画化。2007年公開予定。作者Marjane SatrapiとVincent Paronnaudの共同脚本、共同監督だそうです。現在、サイトにはプレスリリース、サンプル画像と、ブログがほんのちょっと。サンプル画像はモノクロで、原作のイメージを上手く伝えています。

▼Time Jam - Valérian & Laureline
Blog Valérian
(参照元:catsuka
timejam.jpg
 長期人気シリーズのBD「VALÉRIAN ET LAURELINE(ヴァレリアン&ロールリーヌ)」シリーズ(シナリオ:Pierre Christin、画:Jean-Claude Mézières )が、日仏合作でTVアニメ化。監督はPhilippe Vidal。2007年放映予定?
 ↓サンプル動画がYouTubeに挙がっています。
 YouTube - Time Jam - Teaser (Valérian & Laureline)
 色々あって原作と大幅に人物の絵柄が変わってしまったため、ファンからは賛否両論。でもまぁ、どんな作品であれ、原作とアニメは別物と割り切るしかないですよね。
 ところで、BD情報誌「Bodöi」のブログの12月25日付け記事に、来年1月に出る原作の最新刊の画像が載っているのですが、コルト・マルテーズもどきの宇宙人が出て来て、私にはこっちのほうがショックでした(泣)。

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2006年12月25日 (月)

パリ-東京-コミックス、1991年

paris_tokyo_comics.jpg

 部屋を掃除していたらこんな絵葉書が本に挟まっていたので、スキャンしてUPします。1991年に日仏のコミックの展覧会が開催されていた模様です。繊細な絵なのでスキャンが難しい…この絵はシュイッテンかな?


 絵葉書の裏面には、展覧会の案内文が書いてありました。


パリ-東京-コミックス
1991年7月31日(水)→8月26日(月)

フランスを中心として活発な展開を見せている「コミック・ストリップ」は、80年代初頭、世界のアート・シーンに取り残されたかのように沈黙を守っていたパリの不毛な美術状況の中に、極めて独創的でラディカルな姿をとってたち現れました。ヌーヴェル・ヴァーグやフィルム・ノワールの映画、前衛ファッションやパンク・ミュージック、SFファンタジーなどの影響下で、グロテスクでポルノグラフィックなイメージを多用した独特の虚構世界をつくりあげ、メビウスをはじめ何人ものスターを生み出しています。
一方東京ではテレビ、歌謡曲、漫画といった無限に膨張を続けるサブ・カルチャーのかたわらで、破壊の衝動や冷静な社会の証言者的視線、そしてノスタルジックなタッチを合わせ持った新しいタイプのコミックスが自然発生的に誕生しました。文化的混沌を映し出す多様な語り口は、昭和初期のモダニズム絵画、文学、大衆映画まで、あらゆる社会現象に起源を辿ることができます。
大衆芸術と美術の互換性を探る大規模な展覧会がパリとニューヨークであいついで開催され、大衆芸術を美術史の一つの側面としてとらえ直す試みの中で、コミックスの新しい可能性がますますひろがりつつあります。パリ、そして東京という20世紀末の文化発信都市を舞台にくりひろげられる「パリ-東京-コミックス」、どうぞご期待ください。

 第1会場がアール・ヴィヴァン・リブロ(池袋)、第2会場がストアデイズ(六本木)だったとのことで、当時の私はこの絵葉書を本にはさんだまま、すっかり忘れていたのでした。一体どんなものが展示されていたのか、パンフレット等は作られていたのかが気になります。それにしても、当時は「バンド・デシネ」という言葉はまだ一般的ではなかったのでしょうか。

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2006年12月18日 (月)

雑誌「BRUTUS」別冊付録に大友克洋の新作マンガが!

brutus_cooljapan
 いま発売中の雑誌「BRUTUS」第608号に別冊付録として大友克洋の新作マンガ17ページ(しかもフルカラー)付きの冊子が付いていたので買ってみました。こんなに長いページ数の短編を描くなんて何年ぶりでしょう。しかもフルカラー。内容はといえば、老けた言動の悪ガキ高校生と子供じみたじじいのバトルそしてカタストロフという、かつて読んだ大友ワールドをギュッと凝縮して世紀をまたいだような作品でした。(世紀をまたいだため、若干変化が生じています。)

 そして本誌の特集はというと、とにかく世界中のいろんな国の人々が、日本の衣食住にカルチャーにサブカルチャーを褒める褒める褒めちぎる!最近こういう傾向の特集を組むメディアはたくさんあるけれど、世界中の人脈を駆使して手間暇かけている分、この「BRUTUS」はえらくゴージャスに見えました。こうまで褒めちぎられると読んでいてムズがゆくもなるのですが、そこは表紙の文字「クール・ジャパン!?」の「!?」の文字を噛みしめて毒消しするのが奥ゆかしい日本人の心ということで。

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2006年6月13日 (火)

貸本マンガ史研究 第16号

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 当ブログ5月10日付け記事で触れた模索舎にて購入。「貸本マンガ史研究会」発行の冊子です(→公式サイトはこちら)。1950年代~60年代の貸本マンガとその時代的背景について論じています。

 この号には貸本マンガそのものは再録されておらず、いくつかのカットと論文とで展開されています。門外漢の私にどこまでこの世界が分かるのか不安でしたが、実際に読み進めてみると、むしろ、これらの論文のおかげで理解が深まったような気がしました。例えば、巻頭で紹介されていたSF短編マンガ誌「宇宙作戦(東京作画会・編)」など、マンガ本編だけを読んだら「ちょっとヘンテコな昔のマンガ」ぐらいにしか思わなかったかも知れません。三宅政吉氏の論文によって、このマンガ誌に掲載された作品群が生まれた時代の空気に触れた思いがしました。

 また、新城さちこ・作「落ち葉の日記」をめぐる矢代まさ子氏と吉備能人氏のやり取りなどは、当時のその場にいた者ならではの視点と後の時代の者ならではの分析が交差して、とても興味深く読みました。

 佐藤まさあき氏・松本正彦氏・永島慎二氏の追悼特集には多くの方々の文章が寄せられていました。佐藤まさあき氏と永島慎二氏については、以前も別な所で紹介記事や作品を読んだことがありましたが、松本正彦氏のお名前は初めて知りました。この号には松本氏の作品の画像だけが載っておらず、どんな作風なのか分かりませんでしたが、巻末の編集後記によると次号に短編作品が掲載される予定とのこと。次号もまた、読んでみたいと思いました。

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2006年5月10日 (水)

New Internationalist & NIジャパン 2006年3月号

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New Internationalist & NIジャパン 2006年3月号
『社会と政治に対する漫画の影響力 Cartoons & comics』
ニュー・インターナショナリスト・ジャパン ウェブサイト
紹介ページ

 マンガ学会のサイトの新刊情報で知りました。紹介ページによると「英国のニュース雑誌の英語版&日本版です。今回の号は海外の漫画を豊富に掲載して分析しています。」とのことでした。

 この間の連休前に新宿御苑の新宿門近くにある模索舎というミニコミ.少流通出版物取扱書店で購入したのですが、上記ニュー・インターナショナリスト・ジャパンのサイトによると、現在の在庫は日本語版冊子のみとのこと。ご紹介が遅れて済みません。。。感想はまた後ほどupします。

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【2006年6月6日追記】

 表紙に描かれた3人の人物は、大きなペンを剣に、画板を盾にして突進しています。ここから分かる通り、この雑誌の特集では漫画を戦略的なツールととらえています。その目的は風刺、啓蒙、政治活動等であり、漫画を用いることによる効果とノウハウ、及び問題点を分析しています。

 何といっても漫画は視覚に訴えるものですから刺激も強く、何らかのメッセージを伝えたい者にとっては強力な武器となるでしょう。しかし一方でリスクもあって、ここでは、或る風刺漫画が時の権力者の不興を買って作者の生命が脅かされる事例や、ステロタイプが流布することで偏見が助長された事例が取り上げられていました。その他には、効果的にメッセージを伝えるにはどうすれば良いか、ちょっとした注意事項の数々や、メディアとしてのポスターや小冊子の作り方、ワークショップの事例が紹介されていました。

 日頃から漫画に馴染んでいる身には当たり前に思えることもありましたが、それ以上に、海外における漫画への熱心な取り組み姿勢に強い印象を受けました。識字率の低い国や多言語国家は漫画のビジュアル効果を切実に必要とし、また多文化だからこそ気を付けなければいけないこと(例えば、コマを横に並べた場合に国によっては逆に読まれてしまうとか、ある種のステロタイプ表現が他の文化圏の人々を侮辱する場合もあり得る等)があるというのは、案外気付きにくい点なので、勉強になりました。

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2006年5月 9日 (火)

ILONA、日本デビュー!

 3月24日付けエントリでご紹介した、ショートアニメ「PIGLOO」のページ、画面上部のタイトルバーに「Le premier album d'Ilona : Un monde parfait」と書いてあるのにお気付きでしょうか。実はこのページ、以前はILONA(イローナ)という女の子のCGアニメビデオクリップの紹介ページだったのです。(5月10日追記…その後よく調べてみたら、ILONA特集のページ、残ってました。→こちら

 そのILONAちゃん、この度日本デビューを果たしたそうな!!!

▼イローナ ジャパン・オフィシャル・サイト
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…「Un monde parfait(アン・モンド・パルフェ、訳すとパーフェクトワールド)」の邦題が「ときめき☆アーモンドパフェ 」とは、おそるべし空耳パワー。また、イローナちゃんやビデオクリップに登場する動物たちの解説文がキュートで面白いです。

 本国フランスでは、5枚目のシングル「Allo, Allo」が出ています。以下のサイトでビデオクリップが見られますよ。
▼Musique Radio - Vidéo : Ilona Mitrecey -
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…「Ecouter en Haut-débit」をクリックすると、別窓でビデオクリップが表示されます。

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2005年12月24日 (土)

FLUXIMATION Utada×森本晃司特集

FLUXIMATION Utada×森本晃司特集

 外国の方から教わる日本のアニメ情報。CATSUKA News12月22日付け記事で知りました。「FLUX」という携帯電話サービスで提供していた、宇多田ヒカルと森本晃司のコラボレーションによるアニメーション・ミュージッククリップ全14作品が完全期間限定で一挙無料配信!とのことです。期間は2006年1月31日まで。どうぞチェックはお早めに。

 それにしても、宇多田ヒカルが絡んでいるというのに、この件、全然話題になっていませんですよ。宇多田ヒカルといえば、ちょっと前までは三島由紀夫映画の主題歌、最近ではTVゲーム「キングダムハーツ」の主題歌の話題ばかりではないでしょうか。「FLUX」のサービス自体はテレビCMを流しているのを何度か見たことはあるのですが、アニメファンはあまり携帯でアニメ見ようとは思わないのかな。

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