2008年4月18日 (金)

「SPIROU」70周年!

▼SPIROU HEBDO NUMÉRO3653
spirou.comより
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 ベルギー~フランスの老舗バンド・デシネ雑誌「SPIROU」。「Le Journal de Spirou」という誌名で創刊したのが1938年4月21日だから、今年は創刊70周年!現在発売中の3653号には、70人の作家による看板キャラクター「SPIROU」のBDやイラストが描かれているそうです。上記リンク先のサンプル版に掲載されているのは、 Fabien Vehlmann(シナリオ)とYoann(作画)の短編全8ページと、Emile Bravoの短編から1ページ。Vehlmann&Yoannは「Une aventure de Spirou et Fantasio par ...(本編とは別のパラレルワールドのようなシリーズ)」の第1作「Les Géants pétrifiés」の作者であり、次期の本編シリーズを描くと言われているコンビ(でも正式発表は今のところ無し)。一方、Emile Bravoは4月21日発売予定の「Une aventure~」の最新作「Journal d'un ingénu」の作者です。

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 この「Journal d'un ingénu(日本語にすると『ある無邪気な者の日記』かなぁ…それとも新聞?)」は、ネット上の紹介文を読んでいると、それまでのどのシリーズとも異なったハードな物語のようです。また、発売日を創刊記念日に持って来るあたりに出版社側の力の入れようがうかがえます。。その内容はというと、時代は「Le Journal de Spirou」が誕生した頃、すなわち第二次世界大戦直前のベルギーが舞台。主人公のスピルーは孤児の少年で、タンタンにあこがれていて、ムスティック・ホテルでベルボーイとして働き、戦争に巻き込まれていく話のようです。興味のある方は、作品紹介は公式サイト紹介ページや、ベルギーの新聞「Le Soir」のサイトに掲載された作者のインタビューをご覧になってみて下さい。bande-annonce(予告編の動画)といい、表紙のデザインといい、第二次大戦下のベルギーを強く表現しています。(表紙のデザイン、配色はベルギーの国旗を意識しているとかで、両端の黒いのと赤いのは、よく見るとナチスとソ連のマークの集合体なんですよね…)

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2008年2月 7日 (木)

Blake et Mortimer(dessin-animé)

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▲Les aventures de Blake et Mortimer : Le secret de l'Espadon - L'affaire du collier
(1997年、フランス、カナダ)

 2007年3月3日付け記事で取り上げた「Blake et Mortimer」のTVアニメ、DVDをフランスのネット書店alapage.com(→こちら)で取り寄せてみました。フランスの大手ネット書店といえば他にamazon.frやfnac.comがありますが、この2話入り+ボーナス映像の付いているのを扱っている店が他になかったのでalapage.comを利用してみた次第です。書籍と違ってDVDは、店によって品揃えや価格に大きな違いが見られるので、色々とチェックした方が良さそうです。

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 アニメ本編は、原作は未読なのですが、絵・ストーリー共に、ちょっと簡略化しすぎなのではと思いました。オープニングの映像はなかなか良かったので、この路線で行けば“ligne claire(リーニュ・クレール)のアニメ”と呼べる作品になるかも知れないのに、うーん、惜しい。でも、そこそこ丁寧に作られているし、音楽がとても良いので、TVで放映されていたら見入るだろうなぁとは思います。他のエピソードも気になるのですが、DVDを全巻買ってまで見るというのは、ちょっと厳しいところです。

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 でも、このDVD、何がお得かというと、字幕が仏語と英語、吹き替えが仏語に英語にイタリア語にポルトガル語と多言語が詰まっていること、ボーナス映像のドキュメンタリー(原作者のEdgar-P.Jacobsに関する話)が充実していること、DVDのメニュー画面に至るオープニング映像の3DCGが格好良いこと、の三点が挙げられます。原作シリーズの紹介としては、なかなか良く出来ていて、原作のバンド・デシネも是非読んでみたいという気になりました。

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2007年12月30日 (日)

「漫画」をフランス語で何というか?

▼“La historieta en el mundo: La Bande Dessinée en Francia y Bélgica”
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 アルゼンチンのEducaRed ArgentinaというサイトのHistorietas(漫画)コーナーの中にある「El fascinante mundo de la historieta(漫画の魅惑的な世界)」というシリーズ連載。この中から、各国の「漫画」の呼び名とその語源を解説している漫画作品をご紹介する3回目(ちなみに第1回は→こちらで、第2回は→こちら)。今回は、フランス・ベルギーの「Bande Dessinée(バンド・デシネ)」について。「Bande Dessinée」は「描かれた(Dessinée)」「帯(Bande)」というのは当ブログでもおなじみではありますが、それに対応するスペイン語が「描かれた(Dibujada)」「帯(Tira)」で、この「tira(複数形はtiras)」という単語は、辞書によると「(新聞などの)続きこまマンガ」の意味もあるのだそうです。英語で言うところの「(コミック・)ストリップ」と同じですね。

 今回取り上げるリンク先の漫画のミソは、所々にバンド・デシネの有名作品のキャラクターが隠れているところ。とりあえず分かっているものを挙げていくと、1コマ目タイトルに巻き付いている尻尾が「Le marsupilami」で鉛筆立てに入っているのが「Astérix」「Les schtroumpfs」、2コマめの黒いベレー帽の男の子は「Benoit Brisefer」でBDを読んでいるのが「Boule et Bill」、4コマ目で新聞を読んでいるのが「Lucky Luke」、最後のコマで吹き出しの下に隠れているのが「Spirou et Fantasio」に「Tintin」。…分からないものもありますが、判明したら書き足します。では、例によって拙訳は以下の通りです(今回のはこれまでにも増して訳しづらくて自信なし…)。

--何故Bande Dessinéeなのか?--
(原案:B.D.、シナリオ:FABIO BLANCO、作画:ADRIAN MONTINI)
(1)「こんにちは、僕はダヴィーヌ。僕は今描き終えられようとしているけど、これがフランス語でバンド・デシネと呼ばれているもので、描かれた(←Dibujada)帯(←Tira)を意味しているんだ。フランスやベルギーでは、漫画のことをこんな風に呼ぶんだ。」(2)「しかしながら、バンド・デシネは“新聞漫画(←tiras)”として読まれるのではなく、44~64ページのアルバムの形で読まれる…図書館で読んだり保管するのにおあつらえむきなんだ。これらの漫画のいくつかは、前もって漫画雑誌にエピソードが掲載されるのが常だったんだ。」(3)「そのような漫画雑誌は皆―とりわけPilot、Tintin、A Suivre、Pif―、ユーモアとアドベンチャーの正真正銘の“宝庫”となったのだけど、残ったのはSpirouだけだった。」(4)「幸い出版社は、描き下ろしの漫画や、或いは“総合誌”や新聞に掲載された漫画を使って、アルバムを刊行し続けた。」「ハハハ、このObélix(オベリクス)はとても笑わせるね!」(5)「フランスやベルギーの漫画のキャラクターはいろんな形で世界中に知られているし、MANGAやアメリカンコミックと“全力で”張り合っている。」「既にご存知のようにね。“Bande Dessinée”或いは“B.D.”と読んで下さいね!」「もし親しみを込めるなら“BéDé”とね!」

<2008年4月12日、19日追記>
主人公のDavine(ダヴィーヌ)さん、パッと見性別が分かりにくかったのですが、実は女性で、モデルはベルギーのBD作家で、また『Spirou』の初代作者Rob Velの奥さんなのですね。(→仏語版wikipedia)この漫画、なにげに中身が濃いです。訳文はそのうち直します…。

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2007年10月27日 (土)

「Lucky Luke」新旧アニメ映画

▼Tous à l'Ouest : une aventure de Lucky Luke
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 当ブログ8月12日付け記事で取り上げた「Lucky Luke(リュッキー・リュック、英語読みならラッキー・ルーク)」のアニメ映画、12月5日の公開に向けて、公式サイトはパワーアップし(重いですよ)、ALLOCINE.COM内の特設ページには新しい予告編が!実はまだストーリーを良く知らないのですが、テンション高くてわくわくしますね!日本では公開しないのかな。出来れば大きなスクリーンで見てみたいものですが…


▼Lucky Luke, les Dalton en cavale
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 ALLOCINE.COMでもう一つ、昔のアニメ映画の記事を見つけました。1983年制作で、原作者であるベルギーの漫画家Morrisと、Hanna-Barberaプロダクションとの共作。おそらくこちらの方が原作のイメージに近いのでしょう。でも原作になじみの無い身には、こっちのLucky Lukeは、ちょっとおっかないっす。

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2007年8月12日 (日)

フランスのTVアニメ配信サイト

▼AlloCiné TV présente : Zooloo Kids
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 フランスの映画紹介サイト「ALLOCINE.COM」の中に子供向けのアニメを配信している特設サイトを見つけたのでご紹介します。取り上げられているのはxilam社製作の「TOUPOU」「DRAGON FLYZ」「ZINZINS et L'ESPACE」「LUCKY LUKE」「OGGY et les CAFARDS」の5つのシリーズ。 最後のは「オギー&コックローチ」というタイトルで日本のカートゥーンネットワークでも放映されているから、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

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 また、この中の「LUCKY LUKE(リュッキー・リュック)」という西部劇のアニメは、今年の12月に長編映画が公開されるとのことで、今から宣伝に力が入っています。公式サイトは→こちら。そしてALLOCINE.COM内の特設ページは→こちら。(公式サイトの予告編は受信に時間がかかって見づらいですね…)
 このアニメは、昔から人気のあるバンド・デシネが原作(原作の公式サイトは→こちら)で、私はまだ原作は読んだことはないのですが、アニメの予告編を見ていると、かなりドタバタギャグが展開されている模様(監督は『オギー&コックローチ』と同じ方)で、言葉や原作を知らなくても楽しめそうです。

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2007年3月 3日 (土)

Blake et Mortimer(TVアニメOP)

 前回のエントリに引き続き「YouTube」で気になった海外のTVアニメのオープニングを。やはり、ルクセンブルグのKronosiakさん(→サイト『:: ANAMNESIAK ::』)より。

▼ Les aventures de Blake et Mortimer (intro)
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 …ベルギーのバンド・デシネの古典「Blake et Mortimer」をTVアニメ化。1997年制作・放映とのこと(参照:Planète Jeunesse)。原作は1946年にEdgar Pierre Jacobsによって誕生し、その死後は他の作家によって描き続けられています。絵柄が何となくタンタンに似ているのは、JacobsがHergéのもとで仕事をしていたから…?でも、版元のDARGAUD社のサイト内のページを見てみると(こちらこちら)、原作の絵はもっと込み入っていて、セリフの文字もこまかくてびっしり書き込まれているものですから、以前から気になってはいたものの、未だに手に取るのを敬遠してしまっています。でも、さっきamazon.co.jpを見たら英語版が1冊だけ出ていたから、この機会にチャレンジしてみようかな。

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2006年9月17日 (日)

「Spirou et Fantasio à Tokyo」発売直前情報!

 当ブログ6月25日でご紹介した「Spirou et Fantasio」シリーズの最新刊が2冊、いよいよ9月20日に発売されます。現地のBD情報サイトには関連記事がたくさん挙がって来ているのですが、その中でも、特に目をひいた話題を2つ、ご紹介いたします。

▼Actualités - Exposition Munuera, Morvan et Ooshima -
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 BD情報サイト「ToutenBD」8月31日付け記事より。2冊のアルバムの原画展で、販売もするそうです。画像が豊富にUPされていて堪能できます。開催元の「Galerie Daniel Maghen」というギャラリーは他にも沢山のBDの原画を展示・販売している模様です。色々と眺めている内に、お気に入りの作家に出会うかも知れませんね。

▼Spirou et Fantasio(M6kid)
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 こちらは「ToutenBD」8月16日付け記事で知りました。TVアニメが放映されているという事で、サンプル動画や画像がUPされています。動画は「Extraits」をクリックすると別窓で再生されます(でも『Grand format』の方しか再生出来ないような気が…)。オープニングは音楽・アニメ共にサスペンス仕立てで盛り上げるのですが、ポーズの取り方とか、ちょっと古いような気がします。どうやら、tf1の日本語ページによると1993年の制作みたいです(こちらのページの方は、現在、動画が再生されなくなっているようです)。
 セリフが全然聞き取れなくて悲しいのですが、途中「global japonais」と言っているような…?何故唐突に日本のことが…?あと、Spirouが青年になって可愛くなくなってしまったのが残念ですが、ちょこまかと雪だるまを作るリスのSpipが可愛いくて良いです。

 さて、この度発売されるのは、以下の2冊のアルバム。
「Spirou et Fantasio à Tokyo」:Jean-David Morvan氏のシナリオとJosé-Luis Munuera氏の作画によるBD。
「Le guide de l'aventure à Tokyo」:Morvan・Munuera両氏にジャーナリストのBoris氏の3者による日本探訪記。こちらの方に、Jean-David Morvan氏のシナリオとオオシマヒロユキ氏の作画によるMANGA版「Spirou」が収録されているのかな…?
 そのうち、取り寄せたら感想を書きたいと思います。まずは、先々月に入手した雑誌「SPIROU HEBDO」の方から取りかかる予定です。
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《2007年5月20日追記》
フランスのアニメや子供向け番組のデータベースサイトに「Planète-Jeunesse」というのがあるのですが、それによると「Spirou」のTVアニメは「Spirou」「Spirou & Fantasio」の2種類あるそうで、私が上に挙げたのは2006年製作のものだそうです。「ちょっと古いような気が」なんて言っちゃってごめんなさい。。。

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2006年6月27日 (火)

雑誌「SPIROU」と「Petit Spirou」

 前回のエントリで取り上げた、フランス語圏の老舗漫画雑誌「SPIROU」ですが、私、一度だけネット通販で買ってみたことがありました。

 その通販サイトは「Pressedefrance.com」といい、様々な雑誌の新刊を扱っています。真ん中のメニューを「Culture & Arts」→「BD」とたどっていくと、BD雑誌のリストが出てきます。また、この通販サイトは、BD情報サイト「Actua BD」の一番下のリンク「Commande Magazines」からアフィリエイトのリンクが貼ってあるようです。この時の送料は、本誌2,3ユーロ(155グラム)につき5.2ユーロで計7.5ユーロでした。

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 これは今年の1月末に発売された第3537号。「Actua BD」の1月24日付け記事によると、この号からリニューアルし、30万部発行されたとのことです。ページと値段がちょっとだけ増えたんですが、記事の下の方のコメント欄を見ていると、あまり評判は良くなかったような…その後どうなったか、気になります。内容はといえば、1ページ~7ページの短い漫画が、新作・再録あわせてギッシリ詰まった感じでした。その大半がユーモラスな作品でした。

 表紙のキャラクターは「Petit Spirou(ちびスピルー)」といい、Spirouの息子が主人公のギャグ漫画。作者は「Spirou et Fantasio」シリーズの先代の作家、Tome(シナリオ)&Janry(画)のコンビです。 この表紙の写真、女の人のお腹にペイントしていて、Tome・Janry両氏の作業風景が載っていました。ちびスピルーはいたずら盛りで少々色気づいた年頃の男の子なんですが、作者もまた然り、ということなのでしょうか。うーん…
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 「Petit Spirou」の公式サイトは以下の通り。
Le Petit Spirou
 この中に「La naissance du Petit Spirou!(ちびスピルーの誕生!)」という漫画が載っているのですが、なんと出産の場面を描いています。父スピルーの誕生(→こちら)のファンタジーっぽいのとはえらい違いで、時代の変遷を感じさせました。

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2006年6月25日 (日)

雑誌「SPIROU」公式サイトにて

 現在、ベルギー~フランスの老舗漫画雑誌「SPIROU HEBDO(週刊スピルー)」の公式ページが、エラい事になっていますよ。

▼--- SPIROU POINT COM ---
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 この「SPIROU HEBDO」という雑誌は、当ブログ1月26日1月30日2月7日のエントリで取り上げた、ベルギー生まれの老舗漫画「Spirou et Fantasio」の掲載誌。といっても、近年のメインキャラクターは「Le Petit Spirou(ちびスピルー)」で、「Spirou et Fantasio」の方は、新作アルバムの発表時に登場している模様です。
(ところで、BD情報サイト「Actua BD」によると、版元のDupuis社は2004年6月にフランスの出版社のグループ「Media Participations」に買収され、最近内紛が起こっていたようなのですが、もう落ち着いたのでしょうか…)

 冒頭の画面は来週発売の第3559号の予告で、日本特集なのだそうです。表紙はオオシマヒロユキ氏による「Spirou MANGA」、マウスポインタを当てると、José Luis Munuera氏による「Spirou et Fantasio」の次のアルバム(第49巻)の表紙イラストが表示されます。「Spirou MANGA(まだ仮題だそうです)」に関しては「HardcoreEntertainment(オオシマヒロユキ氏と猪原大介氏のサイト)」に詳細が載っています。

 私が1月26日のエントリで「(『Spirou one-shot』シリーズに)もしかして日本のマンガ家も参加するという話が……?)」と書いたのはこの事だったのですが、少々予想が外れてしまいました。実はあの頃「SPIROU HEBDO」編集部のブログ「:::: LA REDAK EN VRAI ! ::::(真実の編集部!って意味でしょうか…)」を見ていたら、2005年12月にSpirouご一行様が来日して、あちこち巡ったり、ジャンプのイベントに現れたり、MANGAKAに「Spirou façon manga(manga風Spirou)」を描いてもらってたりしていたのを見て、そのように思った次第でした。あの時の訪問の成果がいよいよ形となって現れるのですね。なんだか楽しみです。

 また、BDフォーラム「Spirou 49」では、「Spirou et Fantasio」シリーズのシナリオライターJean David Morvan氏(ハンドル:JDMorvan)や作画のJosé Luis Munuera氏(ハンドル:jlmunuera)を交えて、様々なやり取りがなされています。雑誌連載の代わりに、こうやって読者の反応を見ているのでしょうか。私は恥ずかしながら、ここで展開されているフランス語はほんのちょっとしか理解出来ませんが、時折UPされる画像を眺めるのは楽しいものです。Munuera氏の絵なら30ページ目や43ページ目に載っているロボット絵が面白いなと思いました。メカを描くのが上手いですよね。また、オオシマ氏の絵が載っているのは、31,35,45ページ目のあたり。私は、初めて登場人物の瞳の色を知りました。これまでのどの作品を見ても(もちろん全部見た訳ではありませんが)いつも黒丸で描かれていましたから。

 「Spirou et Fantasio」の次のアルバムについては、もう予告編のアニメーションが出来ているとのこと。
>>> starsdumag SPIROU
(真ん中の絵をクリックすると、flashアニメがスタートします。nessさんに教えて頂きました。有り難うございました!)

 更に「アニメ!アニメ!ビジネス」3月20付け記事によると、この「Spirou」シリーズは中仏提携でアニメ化の計画があるそうです。これらBD、MANGA、アニメは果たして日本にもやってくるのか、気になります。個人的にはBDのダイジェスト版を出してくれると有り難いのですが…(さすがに、アルバム49冊プラス番外編4冊を買って読むのは無理なので…)

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2006年2月 7日 (火)

BD切手の「Spirou」「Bécassine」

 ベルギーの老舗漫画「「Spirou(スピルー)」の話題が続きますよー

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 今度はフランスで「切手の日(FÊTE DU TIMBRE)」にちなんで切手が発行されるのだそうです。ToutenBDで知りました。ちなみに、ベルギーでは1988年に既に切手になっているとか。

 切手の画像を良く見てみると「LETTRE 20g」と書いてあります。額面の表示が金額ではなくグラムなのですね。この切手に関しては、FFAP(Fédération française des associations philatéliques)という、フランスの切手愛好家団体のページに詳しい紹介が載っていました(→こちら)。フランスにも初日カバーというものがあるようですが、どこの国が発祥の地なのだろうか…

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 また、郵便博物館(Le Musée de la Poste)で展覧会が開催されるのだそうです(→こちら)。そういえば、昨年はこの博物館で「Bécassine(ベカシーヌ)」の展覧会を開催していました(→こちら)。「Spirou」と「Bécassine」、どことなく顔が似ている。丸顔で団子っ鼻で目が黒丸なところが。面長にすれば「タンタン」にも。

 この2つの展覧会のサイトを見てみると、「Spirou」の方はタイトルに「Spirou, tels pères, tel fils !」と書いてあります。辞書によると「Tel père, tel fils.」とは「(諺)この父にしてこの子あり」とのことで、確かにSpirouの父は沢山いますものね。「Bécassine」の展覧会は誕生100周年にちなんだもの。「Bécassine」については、映画のDVDの感想をこちらに書きました。続編とか出来ても良さそうなのに、作らないのかなぁ。

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2006年1月30日 (月)

SPIROU ET FANTASIO L'INTÉGRALE / 3

 前回のエントリの最後で触れた、「SPIROU ET FANTASIO L'INTÉGRALE 」第3巻の簡単なご紹介です。

「SPIROU ET FANTASIO L'INTÉGRALE / 3」表紙

タイトル:「SPIROU ET FANTASIO L'INTÉGRALE / 3」
作:André Franquin(1924-1997)
出版社:ÉDITIONS NIFFLE (2001年刊)

 「Spirou et Fantasio」シリーズのアルバム(単行本)は、ハードカバーA4サイズでフルカラーのものが現在第48巻(及び番外編が4冊)まで刊行されているのですが、この「L'INTÉGRALE」はひと回り小ぶりのサイズ(縦24cm×横19.5cm)でアルバム3冊分のストーリーが白黒印刷で収録されています。主線だけで色が付いていないのでは画面が白っぽくてスカスカするかと思いきや、サイズが小さいのと作者の描き込みが細かいおかげで違和感は感じませんでした。各ストーリーの冒頭に作者のコメントを交えた解説が載っているのが参考になります。各収録作のあらすじと感想は以下の通り。


●Les Voleurs du Marsupilami(マルスピラミ泥棒)
 SpirouとFantasioがPalombie(パロンビア)の原生林から連れてきた、未知の動物Marsupilami(マルスピラミ)。今は動物園の檻に入れられたMarsupilamiが何者かに盗まれた。SpirouとFantasioは犯人を追って、Zabaglione(ザバグリオーヌ)が座長を務めるサーカスに潜入する。―「Spirou」誌1952年4月3日号~1952年11月13日号掲載。
Les Voleurs du Marsupilami

 …Spirou少年は制服姿のせいか礼儀正しく見えて、少々物足りなく感じられます。その分Fantasioの方が喜怒哀楽の差が激しくて大人げなく、行動にメリハリがあって面白いです。Marsupilami救出のために潜入したサーカスではフンドシ一丁の姿で芸をこなしていました(本当はフンドシとは言わないのでしょうけど…)。Marsupilamiはといえば、当初ネットでその姿を見ていても、この手足と尻尾のヒョロ長い豹のような動物のどこがそんなに大人気なのかピンとこなかったのですが、漫画の中の躍動的な姿を見ていると、何だか魅力的に感じられて愛着が沸いてきました。この作者は動きを描くのがとても上手いと思います。


●La Corne de rhinocéros(サイの角)
 Fantasioは契約先の「Moustique(ムスティック)」紙からボツを食らい、他のジャーナリストと契約すると言われた。そこで起死回生を狙って、Spirouを連れて深夜のデパートの倉庫に忍び込んで空き巣の振りをして記事にしようと企んだ(それってヤラセ取材じゃ…)。その打ち合わせ中に、ラジオから自動車メーカー「Turbot(トュルボット)」の工場爆発事故のニュースが流れる。その晩、デパートの倉庫にて空き巣取材の実行中、大怪我をしたTurbot社員のRoulebille(ルルビル)、彼を追って取材中の女性ジャーナリストのSeccotine(スコティーヌ)、Turbot社を襲ったギャング2人組に遭遇する。ギャングから逃げおおせたSpirouとFantasioは、工場襲撃の難を逃れて逃亡中のTurbot社員Martin(マルタン)と彼の元にある新車「Turbotraction(トュルボトラクスィヨン)」の設計図を救出するために北アフリカへと向かう。―「Spirou」誌1952年12月4日号~1953年7月23日号掲載。原題「Spirou et la Turbotraction(スピルーとトュルボトラクスィヨン)」
La Corne de rhinocéros

 …冒頭の解説中に「censure(検閲)」という言葉が目に入り、作中にいかにもな黒人の部族が出てくるから、てっきりベルギーにも黒人差別問題があるのかと思いきや、ギャングがピストルを手にしているのがいけなかったのだとか。当時のフランスに漫画の表現規制があって、ベルギーの漫画もそれに従わないと市場から締め出されるおそれがあったのだそうです。この作品で初登場する女性キャラクターのSeccotineは行動力があって気が強いジャーナリスト。「ツン」はあっても「デレ」は無し(念のために書き添えておきますと、昨今の日本のギャルゲー等の萌えキャラクターの概念に『ツンデレ』というのがあるのです。詳しくはこちらをご参照下さい)。また、このシリーズには色々と画期的な乗り物が出てきます。椅子にプロペラとエンジンのついた「Fantacoptères(ファンタコプテール)」とか、流線型のデザインがモダンな自動車「Turbotraction」等々。


●Le Dictateur et le Champignon(独裁者とキノコ)
 SpirouとFantasioは、Le Comte de Champignac(シャンピニャック伯爵)の敷地内の庭園にかくまわれているMarsupilamiに会いに行く。Champignac伯爵は敷地に生えるキノコを使って「Métomol(メトモル)」という、振り掛けると金属が柔らかくなる薬を発明して2人に披露するのだが、Marsupilamiがいたずらして村中の金物を柔らかくしてパニックを起こしてしまう。そこで2人はMarsupilamiを動物園に戻そうとするが、動物園は財政難で閉鎖してしまったので、故郷の南米Parombie(パロンビア)に帰そうと考えた。Parombieの首都Chiquito(チキート)に到着すると、そこは、FantasioのいとこのZantafio(ザンタフィオ)がGéneral Zantas(ザンタス将軍)として統治する、軍事独裁政権下にあった。Géneral Zantasは隣国への侵攻を企んでおり、SpirouとFantasioはそれを阻止するために活躍する。―「Spirou」誌1953年8月20日号~1954年5月6日号掲載。
Le Dictateur et le Champignon

 …Marsupilamiの故郷Parombieのネーミングは、コロンビアがネタ元なのでしょうか。でも住民の服装はメキシコ風だし、ヨーロッパから来た冒険家に国が支配されるというあたりに当時の世界観がうかがえて、ちょっと抵抗感がありました。それにしても子供向けコメディー漫画にしてはハードな展開。前回のピストルはNGでも、今回のバズーカ砲やマシンガンはOKだったのでしょうか。でもその辺はうまく工夫して、お子様でも安心して読めるように出来ているので大丈夫。また、人柄は良いのに、とんでもない発明でいつも騒ぎを起こしてしまうChampignac伯爵が良い味を出しています。

 3作とも、絵はうまいしギャグもたくさん仕掛けられているし、とても楽しく読めました。この作者及び作品は日本ではあまり知られていないのですが、もったいなく感じられました。

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2006年1月26日 (木)

「Spirou et Fantasio」について

▼「Le Dictateur et le Champignon」より(画・Franquin)
Le Dictateur et le Champignonより

 2005年12月8日付け記事の最後で取り上げた「Spirou et Fantasio(スピルー&ファンタジオ)」について、簡単にまとめてみました。まずは参考資料の羅列から…

《参考リンク》
出来たての公式サイト
Editions Dupuis : Spirou et Fantasio(版元Dupuis社のサイトより)
Franquin - Spirou et Fantasio(作者の一人、Franquin公式サイトより)
Spirou et Fantasio(バンド・デシネ情報サイトBD Central より)
Spirou et Fantasio : la référence Web(ファンサイト)
Tout sur Spirou et Fantasio !!! (ファンサイト)

《参考文献》
●「フランス・コミックアート展2003」図録
●「色彩のアルバムBDフレンチコミック」図録


▼「LA NAISSANCE DE SPIROU」より(画・Rob Vel)
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 そもそもの始まりは1938年。ベルギーの雑誌「Spirou(スピルー)」の創刊にあわせて漫画「Spirou」が誕生しました。第1回「LA NAISSANCE DE SPIROU(スピルーの誕生)」の画像がこちらにあります。画家がカンバスに描いた男の子の絵に「L'EAU DE VIE(命の水)」を吹き付けて、この漫画キャラクターはMOUSTIC(ムスティック)ホテルのベルボーイとして誕生しました。ちなみに「Spirou」とはワロン語(ベルギーのフランス語方言)で「リス」のことだそうです。「MOUSTIC」は英語で言うところの「mosquito(蚊)」。

 その後Spirou少年は様々な活躍をしていくのですが(北極まで行ったり、黒人ボクサーをデビューさせたり)、人間の言葉を話すリスのSpip(スピップ)やルポライターのFantasio(ファンタジオ)と共に行動するに至って、肩書きが「groom(ホテルのベルボーイ)」から「Aventurier, reporter, photographe(冒険者、レポーター、写真家)」と変わっていき、タイトル名は「Spirou et Fantasio(スピルー&ファンタジオ)」となりました。でも基本的な服装はホテルの制服のまま。

▼公式サイトがまだ準備中だったころの画面より(画・Munuera)
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 この漫画シリーズは1938年のRob Vel(ロヴェル)以降、現在まで何人もの作家によって描き継がれていて、それぞれ作風が違って面白いです。多くのファンサイトに比較画像が載っていますが、その幾つかは先代の作者Janry(ジャンリ:画)・Tome(トム:シナリオ)までしか載っていなくて残念です。現在の作者はMunuera(ムヌエラ:画)とMorvan(モルヴァン:シナリオ)。出来たばかりの公式サイトを飾っています。

 また、今年に入ってから「Spirou one-shot」シリーズとして、毛色の変わった作風の作家を招いてパラレルワールドのストーリーを順次刊行していくそうなんですが、先日発売された第1弾が、あまりに毛色が違いすぎてびっくりです(→こちら)。現地のファンの反応が気になります。この「Spirou one-shot」といい、公式サイトの立ち上げといい、今年の「Spirou」界隈は色々とやらかしてくれそうです。(もしかして日本のマンガ家も参加するという話が……?)


 この長期シリーズの中で一番人気なのは、何といってもAndré Franquin(アンドレ・フランカン)によるものでしょう。1946年~1968年に発表され、現在のスタイルを確立しました。また、この時生まれた「Marsupilami(マルスピラミ)」や「Gaston(ガストン)」といったキャラクターは後に単体の作品として多く刊行され、現在も根強い人気があるようです。「Spirou et Fantasio」のアルバム(単行本)はDupuis(デュピュイ)社から第48巻まで刊行されていますが、Franquinの作品だけは「L'intégrale (全集、完全版)」としてNiffle社より全7巻が刊行されています。主線だけの白黒印刷で小ぶりなサイズではありますが、これ1冊につきフルカラーのアルバム3冊分の話が収録されているのでお得感があります。でも今は品薄のようで、とりあえずAmazon.frで売っていた第3巻(→こちら)を買ってみました。その感想は、また今度。

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2005年12月 8日 (木)

タンタン・ジャーナルとベルギーの漫画

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Journal de Tintin

 当ブログ8月21日付け記事でフランスの漫画「Zig et Puce」が「Tintin」に掲載されたと書きましたが、これは雑誌版「Tintin」、即ち「Le Journal de Tintin」のことで、上記のサイトに、その表紙の膨大なアーカイブがありました。Hergé(エルジェ)の「Tintin(タンタン)」以外にも、多くの漫画が掲載されていたようです。「Tintin」のような可愛くてユーモラスな絵柄の作品だけでなく、結構ハードな劇画っぽいものもあり、ジャンルもSF、歴史、軍事、レース、スポーツ等々、多岐に渡っていました。その中には、2003年に映画化された「Michel Vaillant(ミシェル・ヴァイヨン)」の画像もありました。

 画面上部にあるメニューのいちばん左「Choix de l'hebdo(週刊誌を選択)」をたどっていくと、雑誌の種類や発行年を選択できます。しかし、複数の国・言語バージョンが発行されてるし、1946年の創刊時からいきなり週刊だし、増刊号も出すしで非常に膨大なデータベースと化しており、プルダウンメニューは画面に収まりきれない長さです。マウスと上下矢印キーをうまく併用して、たどってみてください。また、「Recherche(検索)」でいろいろ検索してみると、面白い発見があるかも知れません。


 この「Le Journal de Tintin」、日本語では「タンタン・ジャーナル」と訳されて、2003年に東京・飯田橋の印刷博物館で開かれた小さな展覧会「色彩のアルバムBD フレンチ・コミック」で紹介されていました。図録に載っていた紹介文は、以下の通り。

(前略)1946年にベルギーのロンバール社が創刊し、フランス版は2年遅れの48年にダルゴー社から発行され、ダルゴー社によるアルバムの原型となった。フランス版、ベルギー版とともに、88年まで刊行された。

 確かに、上記のサイトを見てると、ベルギー版にフランス版、あと、「Kuifje weekblad」と書いてあるのはオランダ(語)版でしょうか。翻訳サイトで「Dutch to English」で変換してみたら「Kuifje magazine」と出ました。「Kuifje」というのはオランダ語圏での「Tintin」の呼び名なのですね。


franco-belge.jpg

 ところで、この「色彩のアルバムBD フレンチ・コミック」の図録、今頃気がついたのですが、フランス語で「La colorisation et de la reliure dans la bande dessinée franco-belge」と書いてあるー!これを訳すと「フランス-ベルギーの漫画における彩色と装丁」といったところでしょうか。日本語化するにあたって「ベルギー」の国名が抜けちゃってます。ここで言う「フレンチ」とは「フランスの」ではなく「フランス語の」の意味で使っていると解釈すべきなのかも知れませんが…

 「フレンチ・コミック」、或いは「バンド・デシネ」と言うとき、どうしても「フランスの漫画」と訳されることが多いかと思いますが、実際には、当ブログ8月31日付け記事で触れたようにスイスの漫画(このスイス・コミックアート展、今度の日曜のシンポジウムに行きたいなぁ…)もあれば、10月6日付け記事で触れたようにベルギーの漫画もあります。そして、それぞれの国の漫画家は国境をまたいで活動していたり(上記『Michel Vaillant』の作者はフランス人)、雑誌や書籍は複数の国で刊行・販売されている模様です。なので、当ブログでは「フランス語圏の漫画」と訳しています。


 さて、その「フランス語圏の漫画」の中でも、とりわけベルギーは漫画大国のようです。こちらのページによると「漫画の売上げは、ベルギーの出版部門の40%以上を占めていて、産業面でも重要な位置にあります。」とのことで、結構デカイ数字です。また、ヒット作はといえば、前述の10月6日付け記事のリストの中にたくさん見受けられます。

 そこで私も何か1冊、読んでみようとネットで物色してみました。で、最近リニューアルバージョンがヒットしているという「Lucky Luke(ラッキー・ルーク)」「Blake et Mortimer(ブレイク&モルティメール)」「Spirou(スピルー)」のうち、主人公でホテルのベルボーイの赤い制服を着た男の子が可愛い「Spirou」に決めました。「Spirou」の正確なタイトルは「Spirou et Fantasio(スピルー&ファンタジオ)」。この作品は長期に渡って何人かの作家が代替わりして描いているのですが、その中でも、主要なキャラクターや作風が完成された、André Franquin(アンドレ・フランカン→公式サイト)によるものを取り寄せてみました。故André Franquin氏は、「Spirou」の作中で「Marsupilami(マルスピラミ)」という架空の動物キャラクターを登場させていて、このキャラクターのアニメが現在人気を博していたり、小惑星の名前になったりしているそうです。日本で言えば「アンパンマン」なみの人気を誇っているということでしょうか(ちなみに、小惑星のリストはこちら。『Anpanman』も『Marsupilami』もありますよ)。取り寄せたアルバム(単行本)の感想は、また今度。

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