2007年11月11日 (日)

ブログ名改称のお知らせ

 当ブログ名称、2005年7月の開設以来、尊敬する先達の初単行本のタイトルより拝借してまいりましたが、この度、独自のタイトルへと改称することに致しました。引き続き、世界の漫画を可能な限り広く遠く眺めて参ります所存であります。といっても、正直、大した能力ありませんので、相変わらずツメが甘かったり更新がうっかり途絶えたり視野が偏ったり後でちょこまかと書き直したりするかと思いますが、そこはどうか暖かい目で見守って下さいますよう、どうぞよろしくお願い致します。

 ところで、これまで特にお断りしてきませんでしたが、この「漫画」という表記、個人的には「コマ割りしたもの、もしくは風刺画等の一枚絵全般」を指し、特に日本のそれを指す場合には「マンガ」や「MANGA」といった表記をしております。ただし、記事によっては引用先の書き方に合わせる場合もあります。また、海外の作家名に振り仮名を添える場合、原則として出身国の発音をカタカナで表すか、既に翻訳等が出ていればその表記に合わせています。どうしても分からない場合は原語や出典先のアルファベット表記をそのまま書いています。なので、ここで付けた振り仮名と実際の発音の表記が一致しない場合があるかも知れませんが、このブログを書くにあたっては専ら文字情報に頼らざるを得ませんので、そのあたりはどうか大目に見てやって下さると助かります。この点も併せてどうぞよろしくお願い致します。

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2007年10月 5日 (金)

「フランス(及び仏語圏)-03」カテゴリ追加、および雑談

 少しずつ機能が追加されているココログではありますが、未だに“○件でページ替え”みたいな事をしてくれないので、記事がたまるとカテゴリー別のページが肥大化していくのが困りものです。そこで、新たに「フランス(及び仏語圏)-03」のカテゴリーを創設します。ですので、この続きはそちらの方をご覧下さい。


 ところでこのブログ、やけに「フランス(及び仏語圏)」の話題が多いです。特に何か意識した訳ではなくて、気のおもむくままに記事を書き綴っていたら、こうなりました。すると本文中に「バンド・デシネ」という言葉を多用する事になるのですが、ここで一応念の為に申し上げますと、別に気取って横文字を用いている訳ではありません。これを「フランスの漫画」と記述してしまうと「フランス人以外の作者もいれば、フランス以外の出版社もあるのに何故?」と違和感を覚えるし、「フランス語圏の漫画」とすると「フランスの海外県を連想する人もいるのでは?(考え過ぎかも知れないのですが、過去にそういう気配を感じたことがありまして…)」と懸念したため、近年日本でも徐々に定着しつつある「バンド・デシネ」という用語を使わせてもらっている次第であります。

 こうしてブログを書き綴っていくにつれ、「バンド・デシネ」や、ひいては「日本人のイメージするフランス(及びフランス的なもの)」について思う事など色々と生じて参りました。上段のように「バンド・デシネ(以下BDと表記)」を定義付けたのも、そのひとつの現れです。そこで、せっかくだからこの機会に、これまで思い巡らしていた経緯などをつらつらと書いてみたいと思います。私自身、気のおもむくままにネット書店を物色して気に入ったものを買い込んで読んだり眺めたり、或いはBD関連サイトを拾い読みしているだけなので決して大それた事を言える立場ではないのですが、それでも気になるのは、日本で紹介されたり翻訳されるBD作品というのはあくまでごく一部であり(…ここでちょっと脱線しますが、実はアメリカ経由で日本に入ってくるものが多いんじゃないでしょうか。『タンタン』『スマーフ』はキャラクターの名前が英語版仕様ですし、メビウスやビラルあたりは雑誌『Heavy Metal』や『スターログ』を経て日本に入って来たのではないかと思うのですが…)、それらをもって「フランスってこういうもの」と言い切ってしまって良いのかどうか、ちょっと考え込んでしまいました。ちなみに、最新のベストセラーBDの一覧はこんな感じ。子供向けのものや肩のこらない娯楽作も多く見受けられ、なんと言いますか、フランス旅行ガイドで「フランスはグルメとファッションの国と思われていますが、別にフランス人はいつも美食やお洒落ばかりしている訳ではありません(大意)」といった記述を見た事があるのですが、漫画に関しても同じようなことが言えるのかなと思えてきます。でも、巷間言われている「判型は約A4サイズでハードカバー、絵本みたいな体裁でフルカラー」というのは、実際に現地の書店で目にして「確かにそんな感じかも」と思ったものでした。

 あともう一つ気付いたのは、BDの中には「フランスのもの」とは言い切れないものが数多くあるという事です。例えば「Spirou et Fantasio」など、2006年1月26日付け記事のリンク先資料等によると、掲載誌「Spirou」はベルギー生まれの雑誌ですが、初代の作者はフランス人で、第2次世界大戦が始まって帰国しなくてはならなくなったので著作権をを版元に譲って、以後ベルギー人の作家や、最新シリーズはシナリオはフランス人・作画はスペイン人のコンビが描いており、版元は現在フランスの大手グループの傘下に入っています。こうなると、もう「ベルギーの漫画」とも「フランスの漫画」とも言い難くなってしまいますが、これに近い事例は他にもあります。現地では総称して「bande dessineé franco-belge」とか「BD francophone(←最近ではスイスの作家や、出版はフランス語圏でも出身が他国の作者を想定して、こういう呼び方になったのではないかと推測するのですがいかがでしょうか。)」などと呼んでいますが、それすら日本に入ると、2005年12月8日付け記事のように「フレンチ・コミック」と翻訳されてしまったり、単に「フランスの漫画」と呼ばれたりして、「ベルギー」の文字が抜け落ちてしまう事例をいくつも見てきました。恐らく、翻訳者や紹介者がフランスでそれらの作品に接することが多いからかも知れませんし、日本人のフランスに対する強い思いが反映されているのかも知れません。それに、ベルギーの方々のPRも足りないですよね。近所のデパートでたまに物産展を開催しているのですが、置いてあるのは大抵、ビールにワッフルにチョコレートといった具合ですし。

 …と、長々と書き連ねてきましたが、フランス(語圏)に限らず、異文化への理解の道はなかなか険しいものです。特に漫画は嗜好品の側面もあるから、どうしても論者によって偏りが出たりして、全体像を把握したり客観的に批評するなどというのは非常に難しいと思います。日本人が日本のマンガを語る際にも色々な議論が発生しますよね。ましてや言葉の壁の高い外国漫画をや。このブログには私の個人的な嗜好が色濃く反映されていて、私自身、日本のマンガを読む延長上で外国のものをネットで見繕っているようなところがあります。これまで日本に紹介されなかった作品・作家を取り上げる事も多く、かつ、その事に意義を感じるときもあります。なので、時々、いまひとつ「(日本人のイメージする)フランス的なもの」が欠けているのではないかとか、「『フランス(語圏)』と言いながら随分と偏っているじゃないか」と言われるのではないか、などと思う事もあるのですが、ここはそういう性質を持ったブログという事で、ひとつ今後ともどうぞよろしくお願い致します。

(10月13日、11月9日一部修正……気持ちの乱れが文章の乱れに表れているため、ちょこまかと頻繁に書き直しています。文章を直しながら、心のむずがっている部分を整理しています。)

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2005年7月15日 (金)

漫画の缶詰、オープン!

 こんにちは。ブログ「漫画の缶詰」にようこそ!管理人の「瓜坊(うりぼう)」と申します。こちらこちらで、時折、絵や雑記を綴っています。

 このブログでは、色々な漫画の話題について取り上げていきたいと思います。特に、海外の漫画の話題が多くなることかと思います。インターネットの普及につれて、海外の漫画について触れる機会が増えてきました。また、クレジットカードと辞書と気合いで、日本にいながら海外の漫画本やアニメDVDが買えてしまうからスゴイものです。

 そうやって目にしたり手に取ったりした漫画について取り上げたいのですが、なにぶん、私の語学力と作文能力は心許ない。しかし、こうしてネットに文章を載せることで、辞書をいっぱい引いたり、何度も見直したりすることになると思うので、勉強がてら、がんばって書いていきたいと思います。

 そのような訳で、詰めの甘い文章を書いたり、時々間違えたりすることもあるかと思いますが、気づき次第書き直して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。目に余る場合は、こちらのメールフォームにてご意見をお寄せいただけたら幸いです。

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 ちなみに、当ブログの名前「漫画の缶詰」は、「のらくろ」でおなじみの田河水泡氏の初単行本のタイトルより拝借致しました。田河水泡氏は洋画家や図案作家、それに落語作家をされていただけあって、モダンな絵柄や滑稽なストーリーは、今読んでも結構面白いものです。原本は昭和5年に刊行されましたが、この写真は、昭和44年の復刻版です。

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