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2011年12月 9日 (金)

「Chico & Rita(チコとリタ)」映画公式サイト

▼:: Chico & Rita :: | Estreno 25 Febrero(いきなり音が出るので注意)
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 スペインの長編アニメ映画、2010年公開。日本ではラテンビート映画祭やセルバンテス文化センターで上映されたので、ご覧になった方も多いでしょう。ラテンビート映画祭の紹介ページは→こちら。Javier Mariscal(ハビエル・マリスカル)とFernando Trueba(フェルナンド・トゥルエバ)の共同監督。音楽はBebo Valdés(ベボ・バルデス)。Javier Mariscalはバルセロナ・オリンピックのマスコットキャラクターのコビーをデザインした方で、記憶されている方もいらっしゃることでしょう。Fernando Truebaは「フェルナンド・トルエバ」表記で検索すると日本語版wikipediaや日本で公開された映画がヒットします。Bebo Valdésはキューバのピアニスト、指揮者、作曲家、アレンジャー。1918年生まれで写真が主人公のChicoに似てるような…、と思ったところ、作中のピアノはこの方が弾いているのですね。(参考:electropicoの音楽三昧 今年のラテンビート映画祭唯一の音楽映画「チコとリタ」


 始まりは1948年のハバナ(キューバ)、ジャズピアニストのChico(チコ)と歌手Rita(リタ)との出会い。やがてRitaはスカウトされニューヨークへ。Chicoも後を追うのだけれど、出会いとすれ違いの連続。そして…。
 ジャズミュージックを随所に盛り込んだ映画で、時に場を陽気に盛り上げ、時にしっとりとした情感を醸し出します。中には「そんなところにもジャズ」というシーンもあり、会場から思わず笑い声も。ラストシーンは涙腺がゆるみ、エンディングでは拍手も起こる、いい映画でした。映像も鮮やかな色彩で綺麗なものでしたし、イベント上映だけではもったいないと思います。


 この映画、画風が写実的で、Javier Mariscalの絵とちょっと違う(一部Mariscalの絵っぽいシーンもありますが)…、と思っていたところ、実写から絵を描き起こしているのですね。すべてかどうかは分かりませんが…。
▼'Chico y Rita', una apología del jazz
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 そんなJavier Mariscalの作風が分かるのが、公式サイト(→こちら)。これまでデザインしてきた作品や描いた作品が紹介されています。懐かしのコビー君や「Chico & Rita」のコミカライズも。「Chico & Rita」のバックグラウンドとして興味深いのが、Fernando Trueba監督作品「CALLE 54(54番街)」の関連デザインと、Compay Segundo(コンパイ・セグンド)のプロモーションビデオクリップ。

▼Estudio Mariscal | la negra tomasa
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(最終更新日:12月18日)

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