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2009年4月20日 (月)

Imaginadores

 「Imaginadores(イマヒナドーレス)」とは「想像する人々」という意味。これらの動画は、youtubeにupされた、アルゼンチンの漫画家インタビューと作品紹介で構成されたドキュメンタリー映画のトレーラーです。


▼TRAILER IMAGINADORES(ご本家バージョン)

imaginadores_trailer.jpg


▼Imaginadores - Trailer(ロングバージョン、英語字幕付き)

imaginadores_en_long.jpg


《参考リンク》

●Imaginadores Filmmaker Interview(youtubeより、監督へのインタビュー1)

●Entrevista a Daniela Fiore - Imaginadores(youtubeより、監督へのインタビュー2)

●IMAGINADORES - Eldocumental de la historieta argentina(公式サイト)

●IMAGINADORES(公式ブログ)

●Imaginadores - cinenacional.com(アルゼンチンの映画データベースサイトより)


 アメコミやバンド・デシネの世界で活躍するアルゼンチンの漫画家は多く、また、欧米で翻訳される作品もあり(アメリカでの翻訳は少ないかも)、中には「サイバーシックス(Cybersix)」のように日本・カナダ合作でTVアニメ化される作品もあります。原作漫画の作画をされたCarlos Meglia(カルロス・メグリア)は残念なことに昨年50歳の若さで亡くなられたのですが、上記トレーラーの冒頭には生前のインタビューが出て来ます。でも、そうやって海外で紹介されるものだけが名作という訳ではなく、アルゼンチン国内で熱く愛好される作品も多々あり、そこに興味が惹かれるのです。


 このドキュメンタリー映画の中では、漫画作品を紹介するにあたって、原画のみならず、このために製作されたアニメーションがところどころ挿入されているのが面白いです。英語字幕付きロングバージョンの最後に登場する「Cybersix」のは、TVアニメとは別なものです。また、上で引用した画像の、タイトルの横でおびえている中年男性の由来は「Las puertitas del Sr. López(ロペス氏の小さな扉)」という作品。シナリオ:Carlos Trillo(カルロス・トゥリージョ)、作画:Horacio Altuna (オラシオ・アルトゥーナ)で、作品紹介は→こちら。映画化もされているそうで、読んではみたいものの入手が難しそう(泣)。Carlos Trilloという人は「サイバーシックス」の原作漫画のシナリオを書いている人でもあり、とにかく多作でひねったストーリーでラテンアメリカを描いている人という印象があります。


 トレーラーだけでは情報量も少ないのですが、発見もあります。英語字幕付きロングバージョンには、Héctor Germán OesterheldとAlberto Brecciaについて語っている映像が出てくるのですが、両者の読み仮名は、スペイン語読みではOesterheldは「オエステレルド」、Brecciaは「ブレクシア」ではないのかと思っていたところ、耳をそばだててみると、それぞれ「オエステルヘル」「ブレッチャ」と言っているように聞こえました。前者は父親がドイツ系移民だからイレギュラーな読み方をするのかと思ったのですが、後者はウルグアイ出身なのにイタリア語読みっぽく発音しているのが意外でした。


 また、アルゼンチンで「漫画」を表すスペイン語は「historieta」で、その発音は「イストリエタ」となる筈なのですが、現地の漫画家の中には「イストリータ」と発音している方々もいらっしゃる模様…。どこまでが「一般的な用法」で、どこからが「なまり」なのかは個別に精査しなければなりませんが、近年、ネットに動画や音声がupされるようになったおかげで、人名や単語をカタカナで表記する際に大いに役立つと思ったものでした。


(最終更新日:4月24日)

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