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2009年3月 5日 (木)

大勢のBD作家が描く「Spirou et Fantasio」

▼--- SPIROU POINT COM --- Le laboratoire ULTRAMODERNE d'humour webdomadaire :: La galerie des illustres
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 「SPIROU」誌公式サイト(いきなり音が出ることもあるので注意)の特設ページ。
 「Spirou et Fantasio(以下「S et F」と表記)」にまつわる思い出や心象風景を、有名なBD作家たちが各々1頁の漫画に描いています。ざっと見ただけでも、「ユーロマンガ」誌(もうすぐ第2号が出ますね!)に「天空のビバンドム」が掲載されているニコラ・ド・クレシー(Nicolas de Crécy)、かつて「モーニング」誌で「太陽高速」が掲載されていたバル(Baru)、「平壌」の翻訳が刊行されているギィ・ドゥリール(Guy Delisle)、ディズニー・チャンネルで放映中のアニメ「びっくりマジック・ファミリー」のキャラクターや背景のデザインを担当しているアルチュール・ド・パンス(Arthur de Pins)……と、日本にも関わりのある作家も見かけます。4月2日現在で全47作品が掲載されていて、おそらくは、「SPIROU」誌に連載されたものの再録と思われます。


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 こちらは、当ブログ2008年4月18日付け記事でご紹介した「SPIROU」誌の第3653号で、4種類の表紙違いのひとつ。この号には、Riad SattoufのインタビューとBDが掲載されていました。BDの方は、両親の都合でシリアに住んでいた頃の思い出話。いとこに「S et F」の説明をしていく内に、どんどん違った方向へとイメージがふくらんでいくというもの。左半分のインタビューを読むと、この作者は子供達の生態を描いたギャグ漫画が得意なようで、他の作品も読んでみたくなります。こんな感じで、他の号にも、BDとインタビュー記事が併せて載っているのでしょう。「SPIROU」誌のバックナンバーは、2008年の内容は→こちら、「Recueil(合本)」の収録号は→こちらが参考になるのですが、願わくば「S et F」関連の記事と単行本未収録のBDをまとめて書籍化して欲しいものです


 ところで当ブログ、ふと過去ログを読み返してみると、他人様の揚げ足取りが多くて赤面する次第ですが、そんな当ブログだって間違いはあります。2006年6月27日付け記事で「『Petit Spirou(ちびスピルー)』はSpirouの息子」と書きましたが、ロワールの曲がり角で『Spirou et Fantasio』(スピルーとファンタジオ)の記事でご指摘の通り、Petit SpirouはSpirouの子供時代なのですね。Tome(シナリオ担当)のインタビュー(→こちら)にも版元Dupuis社の紹介ページ(→こちら)にもその様な記述がありました。こんな悪ガキがあんな良い子に…、しかも誕生エピソードが違うし……。そういえば、初めて「S et F」の絵を目にした時「何でこの子ホテルの制服着て外を歩いたり家でくつろいでたりしてるの?」と疑問に思ったものでしたし、とにかく「Spirou」がらみのエピソードはつじつまの合わないことが多すぎます。だから、大勢のBD作家も思い思いに描いて、それが面白くかつ混乱させるのでしょうね。

(最終更新日:4月2日)

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