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2007年12月30日 (日)

「漫画」をフランス語で何というか?

▼“La historieta en el mundo: La Bande Dessinée en Francia y Bélgica”
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 アルゼンチンのEducaRed ArgentinaというサイトのHistorietas(漫画)コーナーの中にある「El fascinante mundo de la historieta(漫画の魅惑的な世界)」というシリーズ連載。この中から、各国の「漫画」の呼び名とその語源を解説している漫画作品をご紹介する3回目(ちなみに第1回は→こちらで、第2回は→こちら)。今回は、フランス・ベルギーの「Bande Dessinée(バンド・デシネ)」について。「Bande Dessinée」は「描かれた(Dessinée)」「帯(Bande)」というのは当ブログでもおなじみではありますが、それに対応するスペイン語が「描かれた(Dibujada)」「帯(Tira)」で、この「tira(複数形はtiras)」という単語は、辞書によると「(新聞などの)続きこまマンガ」の意味もあるのだそうです。英語で言うところの「(コミック・)ストリップ」と同じですね。

 今回取り上げるリンク先の漫画のミソは、所々にバンド・デシネの有名作品のキャラクターが隠れているところ。とりあえず分かっているものを挙げていくと、1コマ目タイトルに巻き付いている尻尾が「Le marsupilami」で鉛筆立てに入っているのが「Astérix」「Les schtroumpfs」、2コマめの黒いベレー帽の男の子は「Benoit Brisefer」でBDを読んでいるのが「Boule et Bill」、4コマ目で新聞を読んでいるのが「Lucky Luke」、最後のコマで吹き出しの下に隠れているのが「Spirou et Fantasio」に「Tintin」。…分からないものもありますが、判明したら書き足します。では、例によって拙訳は以下の通りです(今回のはこれまでにも増して訳しづらくて自信なし…)。

--何故Bande Dessinéeなのか?--
(原案:B.D.、シナリオ:FABIO BLANCO、作画:ADRIAN MONTINI)
(1)「こんにちは、僕はダヴィーヌ。僕は今描き終えられようとしているけど、これがフランス語でバンド・デシネと呼ばれているもので、描かれた(←Dibujada)帯(←Tira)を意味しているんだ。フランスやベルギーでは、漫画のことをこんな風に呼ぶんだ。」(2)「しかしながら、バンド・デシネは“新聞漫画(←tiras)”として読まれるのではなく、44~64ページのアルバムの形で読まれる…図書館で読んだり保管するのにおあつらえむきなんだ。これらの漫画のいくつかは、前もって漫画雑誌にエピソードが掲載されるのが常だったんだ。」(3)「そのような漫画雑誌は皆―とりわけPilot、Tintin、A Suivre、Pif―、ユーモアとアドベンチャーの正真正銘の“宝庫”となったのだけど、残ったのはSpirouだけだった。」(4)「幸い出版社は、描き下ろしの漫画や、或いは“総合誌”や新聞に掲載された漫画を使って、アルバムを刊行し続けた。」「ハハハ、このObélix(オベリクス)はとても笑わせるね!」(5)「フランスやベルギーの漫画のキャラクターはいろんな形で世界中に知られているし、MANGAやアメリカンコミックと“全力で”張り合っている。」「既にご存知のようにね。“Bande Dessinée”或いは“B.D.”と読んで下さいね!」「もし親しみを込めるなら“BéDé”とね!」

<2008年4月12日、19日追記>
主人公のDavine(ダヴィーヌ)さん、パッと見性別が分かりにくかったのですが、実は女性で、モデルはベルギーのBD作家で、また『Spirou』の初代作者Rob Velの奥さんなのですね。(→仏語版wikipedia)この漫画、なにげに中身が濃いです。訳文はそのうち直します…。

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