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2007年11月17日 (土)

「漫画」をイタリア語で何というか?そして他の国では?

▼“La Historieta en el mundo: El Fumetto italiano”
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 前回の記事では、「漫画」のスペイン語訳とその語源について、アルゼンチンのEducaRed ArgentinaというサイトのHistorietas(漫画)コーナーの中にある「El fascinante mundo de la historieta(漫画の魅惑的な世界)」というシリーズ連載を元にご紹介しました。今回は引き続き、漫画のイタリア語訳について、ご紹介します。

 「漫画」をイタリア語では「fumetto(フメット)」、複数形なら「fumetti(フメッティ)」と言い、その語源は、日本では「吹き出し」と呼ばれる雲のような形をしたものが「fumo(湯気、煙)」みたいだからだそうです。


 では、前回同様、上記画像の漫画を翻訳してみましたので以下に記します。

--何故fumettiなのか?--
(このシリーズの原案:BANDA DIBUJADA、シナリオと作画:BRUNO OLIVIERI)
(1)「やあ、僕の名前はブルーノ。イタリアに住んで、仕事しているんだ。」「そして、僕は漫画の作画家なんだよ!」(2)「ところで…僕の国では漫画の事を何故“fumetti”って呼ぶのか知ってますか?」(3)「何故なら、その名前は、様々な登場人物から発せられた言葉の入った“雲”に由来するからなんだ。」(4)「それらは英語だと“BALLOONS(球、気球)”と呼んでいて、小さな“FUMO(煙)”の雲みたいなものだ。まさに“fumetti”!!」(5)「アメリカンインディアンもまた、お互いに連絡し合うのに“煙の雲”を使っていた。僕がやっているようにね!!」「ねぇねぇねぇ、僕もまたちょっとしたインディアンの気分さ。」「ああっ!」「話は変わって、これは“ONOMATOPEYA(オノマトペ)”と言うんだ。その名前は、ギリシャ語の“ONOMA(名前)”と“POIEO(私は振る舞う、行動する)”に 由来するんだよ。」「でも、これはまた別の話だね!」「終」

 そして、この漫画に付けられた解説文には、各国の「漫画」の呼び名が載っていて興味深かったので、その部分を以下に翻訳してみます。

 漫画は、世界中の様々な場所で色々な名前を持っています。英語が話される国では“Comic(コミック)”、スペイン語(カスティーリャ語)では“Historieta(イストリエタ)”という言葉が生まれ、“Bande Dessineé(バンド・デシネ)”はフランス、“Manga(マンガ)”は日本、“Quadrinhos(クアドリノス?)”はブラジル、“Tebeos(テベオス)”はスペイン、“Comiquitas(コミキータス)”はいくつかの中米とメキシコで、“Tirillas(ティリージャス)”はプエルトリコで、“Muñequitos(ムニェキートス)”はキューバ、等々。
 イタリアではそれは“Fumetto(フメット)”と呼ばれ、複数形は“Fumetti(フメッティ)”です。
 活動団体Banda Dibujada(バンダ・ディブハーダ)は、世界中の漫画家に対して、各々の国ではそういった種類のものを“何て”“何故”呼ぶのかを語って貰おうという目的を持って、コンタクトをとり始めました。
 この「Banda Dibujada」とは、アルゼンチンで生まれた文化活動団体で、子供のための漫画の創作・出版・普及を支援するものだそうです(参考→こちら)。いつか、このシリーズに日本の「マンガ」の語源に関する漫画や解説も載る日が来るのでしょうか。

(12月4日、訳文をちょこっと修正しました。スペイン語の『humo(煙、湯気)』と『nubes(雲の複数形)』を混同している部分があったので。)

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2007年11月13日 (火)

「漫画」をスペイン語で何と言うか?

▼¿Por qué el nombre “Historieta”?”
(何故“Historieta”という名前なのか?)
por_que_historieta.jpg

▼“La historieta en el mundo: El tebeo español”
(世界の漫画:スペインのtebeo)
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 「漫画」をスペイン語で何というか?以前、当ブログ2005年10月31日付け記事で手持ちの西和中辞典に載ってた「historieta(イストリエタ)」と「tebeo(テベオ)」の2つの単語の定義を引用しましたが、その後スペイン語の漫画関連サイトをあちこち眺めていると、「tebeo」の名前を冠していても紹介されている作品は大人っぽいものがある…。「historieta」と「tebeo」の使い分けは内容よりもむしろ、場所(ラテンアメリカとスペイン)なんじゃないか…。そんなことを思っていた矢先、その疑問を解決する日がやって参りました。EducaRed ArgentinaというサイトのHistorietas(漫画)コーナーの中に「El fascinante mundo de la historieta(漫画の魅惑的な世界)」というシリーズ連載があって、そこで「historieta」と「tebeo」について、それぞれのネーミングの由来を漫画で解説してありました。(「Virus Mental*」2007年9月26日付け記事で知りました。)

 要約しますと、「historieta(複数形はhistorietas)」は「historia(歴史、物語の意)」の縮小語、「tebeo(複数形はtebeos)」の由来はスペインのかつての人気漫画雑誌「TBO(テベオ)」。「TBO」の語源は「Te veo.(テ・ベオ、私は君を見ている)」なのですが、これを略して「TVO」と表記すると「テウベオ」と読まれてしまうから「TBO」と表記されたのだそうです。因みに、スペイン語のアルファベットでは、「B」は「ベ」、「V」は「ウベ」と読みます。英語と違い、どちらも「バ行」音で発音します。(参考文献:『はじめてのスペイン語』東谷穎人著、講談社新書)


 これだけでは簡潔過ぎますので、上でご紹介した2本漫画を翻訳してみました。ところどころ言葉を補ったり意訳したりしていますが、間違いがありましたらごめんなさい。やはり翻訳って難しいですね…。

--何故“Historieta”という名前なのか?--
(原案:B.D.、シナリオ:FABIO BLANCO、、作画:CACHO MANDRAFINA)
(1)手紙「拝啓、ホームズ様:何故Historietaという単語なのか、調査して頂きたいのですが」ホームズ「うーむ…これはベーカー街にしては異例の事件だな。」(2)イエロー・キッド「絵を連続させてひとつの物語を構成する、あまり重要とされない、簡略化した物語」ホームズ「おお、アイルランドの子供は辞書の定義を持ってきたか。」(3)リトル・ニモ「夢の世界では、はじめてのHistorietaは新聞の小さなスペースに登場したって言ってたよ、ボス。」ホームズ「考慮に入れとくよ、おやすみ。」(4)バスター・ブラウン「決定!」紙「Historia(歴史、物語の意)の縮小語。Historieta達はちっぽけな割り当ての中、新聞等の出版物のおかげで進化した。簡略化した続きコマ漫画は、やがてコミックブックやグラフィックノベルを育てた。教訓:Historietaは粗悪な意味の単語ではない。何故なら、大きな物語は沢山のより小さな物語で作られるから。」(5)君の決定を受け入れよう、バスター。しかし…君の犬を呼んでくれ…吠えないということは、噛み付くと推測するが…」(6)ワトソン「初歩(elemental)ですかな、ホームズ?」ホームズ「歯牙(dental)だよ、ワトソン君。」
--何故“TEBEO”なのか?--
(シリーズ原案:BANDA DIBUJADA、シナリオ・作画:JAN)
(1)作者「やあ…いや、私はTEBEOは描いてないよ。PAJARITA(パハリタ)を作っているだけさ…(注!…日本では"ORIGAMI"という。)」(2)さて行くか、着替えたよ…こんな風に。これで私はTEBEOの登場人物だ!」(3)「TEBEOは"TE VEO(私は君を見ている)"から来ているんだ。とはいえ、"V"の文字はこの場合"B(長いB)"と表記しているんだ。でないと"TEUVEO"になっちゃって(注!…スペインでは"UV"のことを"短いV"と言う)、うまくくっつかないんだ」(4)ナレーション「スペインで最も古い漫画雑誌のひとつが1917年に生まれ、TBOのロゴを冠しており、"TEBEO"という発音で読まれた。」作者「カフェオレ一杯とTEBEO一冊…」(5)作者「TBOという漫画雑誌は、我々の祖父母・両親・おじさんおばさんの時代にはとてもポピュラーだった。そして、その登場人物は当時の社会を反映していた。"LA FAMILIA ULISES(ユリセス一家)"なんかはずっと、最も親しまれたものだった…」窓口「どうぞ」(6)ナレーション「ちがう、TB0って言ったんじゃないよ、TEBEOって言ったんだ」窓口「?」(7)「現在、cómicsと言う方が多いだろうか…おそらく、よりモダンな響きがするからだろうか、しかし、どんな言葉がより格好いい言葉として残るだろうか?」作者「SUPERLÓPEZのTEBEO一冊。」窓口「えっと…これ?」

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2007年11月11日 (日)

ブログ名改称のお知らせ

 当ブログ名称、2005年7月の開設以来、尊敬する先達の初単行本のタイトルより拝借してまいりましたが、この度、独自のタイトルへと改称することに致しました。引き続き、世界の漫画を可能な限り広く遠く眺めて参ります所存であります。といっても、正直、大した能力ありませんので、相変わらずツメが甘かったり更新がうっかり途絶えたり視野が偏ったり後でちょこまかと書き直したりするかと思いますが、そこはどうか暖かい目で見守って下さいますよう、どうぞよろしくお願い致します。

 ところで、これまで特にお断りしてきませんでしたが、この「漫画」という表記、個人的には「コマ割りしたもの、もしくは風刺画等の一枚絵全般」を指し、特に日本のそれを指す場合には「マンガ」や「MANGA」といった表記をしております。ただし、記事によっては引用先の書き方に合わせる場合もあります。また、海外の作家名に振り仮名を添える場合、原則として出身国の発音をカタカナで表すか、既に翻訳等が出ていればその表記に合わせています。どうしても分からない場合は原語や出典先のアルファベット表記をそのまま書いています。なので、ここで付けた振り仮名と実際の発音の表記が一致しない場合があるかも知れませんが、このブログを書くにあたっては専ら文字情報に頼らざるを得ませんので、そのあたりはどうか大目に見てやって下さると助かります。この点も併せてどうぞよろしくお願い致します。

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2007年11月 3日 (土)

「Valérian & Laureline」TVアニメ公式サイト

▼Valérian et Laureline - série TV
valerian_site.jpg

(参照元:CATSUKA News

 当ブログ9月1日付け記事でご紹介した、日仏合作アニメ「Valérian & Laureline」のその後。

 フランスでは10月22日に「Canal + Family」という放送局(ケーブルテレビ?)で放映が始まり、公式サイト(→こちら)が出来上がりました。キャラクター紹介や前半20話までのストーリー紹介が載っています。

 公式サイト誕生に先立って、Myspace.comにもページ誕生(→こちら)。年齢が40歳になっているのは、原作BDが誕生して今年で40年だから、なのでしょうね。また、ビデオと書かれたリンク先には、前半20話までのティーザーがupされていました。まだ全体を見ていない段階で感想を書くのは差し控えたいのですが、果たして日本で放映される日は来るのでしょうか…。

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