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2005年7月19日 (火)

フランスの漫画キャラクター・ペンギンのAlfred

 フランス語圏では漫画のことをバンド・デシネといい、単行本のことをアルバムと呼びます。ずいぶん前のことですが、とある古本市で「Primé à angoulême(アングレームで受賞したもの)」という題名の 、アングレーム国際漫画フェスティバル(→公式サイト)で「Meilleur album(最優秀アルバム)」というのを受賞した作品を紹介した冊子を見つけました。

 表紙や冒頭にペンギンさんのイラストや写真が載っているのが気になります。何者?

▼表紙イラ スト(画・Dupuy et Berberian)
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▼「Alfred au Salon de 1994」と題した写真(クリックで拡大画像が別窓に表示されます)
alfred2_s.jpg

▼Will Eisner・画のイラスト(クリックで拡大画像が別窓に表示されます)
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 この冊子の解説文やネット上のいくつかの文章、それと「フランス コミック・アート展2003」のカタログによると、どうやら、このペンギンの名前は「Alfred(アルフレッド)」といい 、Alain Saint-Ogan(アラン・サン-トガン)という方が描いた「Zig et Puce(ジグとピュス)」という古典漫画に出てくるキャラクターで、アングレーム国際漫画フェスティバルでは1981年から88年まで、賞の名前にこのキャラクターを冠し、トロフィーのデザインとなっていたよう です。(その後、1989年から2003年まで、賞の名前にはHergé氏の遺作で「タンタン」の未完作『Alph-Art』を冠した後、現在はシンプルなネーミングになったそうです。)Will Eisner氏は1975年のグラ ンプリ受賞者だから、その作品「The Spirit」のキャラクターとAlfredとのツーショットのイラストが描かれ た訳ですね。

 だけど、現在のアングレーム国際漫画フェスティバルの公式サイトで「Alfred」と検索しても何も出てこないので、ちょっと寂しい気がします。それでも、過去のポスター一 覧の内、1986年(画・Tardi)や、1988年(画・Enki Bilal)のイラストの中に、その姿を発見できました。

 さて、このペンギンAlfredの出てくる「Zig et Puce」とは、どんな漫画なのでしょうか。

 フランスの漫画通販サイト「BDnet.com」 では、アルバムの表紙やサンプル画像を見ることが出来て便利です。「Recherche(検索)」の「une série(シリーズ)」欄をクリックしてから「zig et puce」と入力して「go」ボタンをクリック。すると、2種類のシリーズが表示されます。Saint-Ogan・作の元祖バージョンと、Greg・作のリニューアルバージョン です。それぞれのアルバム一覧リストの「Couverture(表紙)」をクリックすると表紙の拡大画像が、「Voir une page(1ページを見る)」をクリックすると中身のサンプル画像が別窓で表示されます。

 実は、Saint-Oganの元祖バージョンには、Futuropolis社から出版された白黒バージョンもあり、こちらは、amazon.frで扱っています。私は、こ ちらの「Zig et Puce, tome 1 : 1925-1928」というのを購入してみました。上記のカラーバージョンの、2~3冊分 のボリュームがあるようです。

 内容のご紹介は、また今度。

《2008年10月21日追記》
以下に「Zig et Puce, tome 1 : 1925-1928」の紹介記事がありますので、興味のある方は併せてご覧下さい。
Zig et Puce(前編)
Zig et Puce(後編)

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